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ボルドー・ワインシャトーツアー② ~サンテミリオン編~ [フランス]

ワインシャトーツアーで立ち寄った、サンテミリオン(St-Emilion)です。

サンテミリオンは、8世紀にブルターニュ出身の修行僧、聖エミリオンが隠遁生活を送る為に洞窟を掘ったのがこの町の始まりだそう...。狭い石畳の坂道が多く、今でも中世の町並みが残っています。町の丘の上からは美しいブドウ畑の景色を眺めることができます。そのブドウ畑も含めたこの辺り一帯のサンテミリオン地区は1999年、世界遺産に登録されました[ぴかぴか(新しい)]

町の入口付近でバスから降ろされ、約1時間後にバスの前に集合ということで、自由行動となりました。ただ、ガイドさんに着いてい行ってもどちらでもよかったので、私達はガイドさんや他のツアー客の方達に着いて行きました。

バスを降りた辺り... 石造りの建物や塀が中世の町の雰囲気

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こちらも、バスを降りた道沿いからの眺め。ブドウ畑が広がっています...。

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雰囲気のいい、町の中心近くの小道。後ほど通ることに...。

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町の中心の通りは、観光客で混み込みでした(左)。カフェと、モノリス教会の鐘楼(右)。

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モノリス教会の鐘楼前の見晴台からの眺め...

 左側は、中世の町並み↓                    真下は、カフェが集まる広場↓

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正面は、サンテミリオンの町とブドウ畑... 青空の下、美しい眺めでした[ぴかぴか(新しい)]

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中世の町並みとのどかなブドウ畑の景色は、いつまでも眺めていても飽きないくらい!

モノリス教会の鐘楼↓           広場のカフェと、正面は観光案内所(Office de Tourisme)↓

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この辺りでいつの間にか、私達2人はガイドさんや他のツアー客とはぐれてしまいました...[あせあせ(飛び散る汗)]。私たちは迷子になってしまったので、仕方なく町の地図を貰おうと観光案内所へ入ると、ツアーのみんなに会えました。よかったぁ~[わーい(嬉しい顔)]。そして、みんなについてその奥へ繋がっている修道院へ・・・。

修道院の中庭(左)と、その回廊(右)

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修道院の回廊から、先程見上げたモノリス教会の鐘楼の尖塔が見えました...。

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 修道院の更に奥にあった教会内部(↓)と、ステンドグラス(↓)

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外に出て、今度はみんなとはぐれないように...。可愛らしい町並みなので、つい写真をあちこちで撮ってしまいました。

サンテミリオンは、数あるボルドーワインの中でも、特に名高い銘柄です。なので、ワインショップのお店(左)や、ワイングッズのお店も...。ソムリエナイフの看板orオブジェ?(右)

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先程、通りがかった時に気になった坂道。ここを降りて行くことに...。

この坂道、先程と違って、観光客だらけ...!雨の日なら滑りそうなツルツルの石でした。

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見晴台の下から鐘楼を見上げて...↓     石灰岩をくり抜いて造った9世紀のモノリス(一枚岩)教会↓

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モノリス教会前のカフェ↓            カフェのテーブルには、ほたての貝殻(↓中央)が置かれていました。

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ホタテ貝は、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼のシンボルです。ここ、サンテミリオンも巡礼途中の町だったそうです。

今度は坂道を上って行きました。いつも私達は遅れ気味になるので、同じツアーの人で、目立つ黄色の服のおじさんを目印について行きました。(たまたま、坂道の様子を撮った写真にも黄色の服のおじさんが写っていました...)

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途中、手入れの行き届いた美しい庭があったので撮ってみました。

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1時間程のサンテミリオンの町散策は、あっという間でした。可愛らしい町並みだったので、もう少し長く居たかったかな~。ただ、ボルドーからここサンテミリオンへ個人で訪れるのはかなり不便そうなので、ツアーで少しの時間でも訪れることが出来ただけでも満足でした[るんるん]。それに、楽しみにしていた見晴台からの眺めも、お天気に恵まれて綺麗に見えたのでラッキーでした[手(チョキ)]

これにて、ボルドー・ワインシャトーツアー編は終わりです。

次回は、ボルドーの街を紹介予定です...。


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ボルドー・ワインシャトーツアー① ~シャトー編~ [フランス]

前日の夜にボルドー入りし、この日は旅行中のメインイベントのワインシャトーツアーに参加の日でした。

出発の約1週間前に、ボルドー観光局のサイトで、ワインシャトーと世界遺産のサンテミリオンを訪れるツアーがないか探していたところ、ちょうどいいツアーを見つけることが出来ました。しかも、このツアー、私達がボルドーに到着した翌日(日曜日)の5/17、1日のみの限定でした。赤ワインで有名なポムロールサンテミリオン、そして貴腐ワイン(白ワイン)で有名なソーテルヌの各シャトーを訪れ、世界遺産の街・サンテミリオンの散策も出来るということで、まさに私達の為にあるようなツアーでした[かわいい]。このツアーの英語サイトも見つけて友達に検討してもらい、友達もこのツアー参加に乗り気になってくれました。ちょうど新型インフルエンザの影響でキャンセルしようか迷っていたけれど、この日限りのツアーを逃すのが惜しくなり、キャンセルせずに予定通り旅行を決行することになったのでした。

申込期限ギリギリのツアー5日前にボルドー観光局のサイトから申込み、2人分をカードで支払を済ませ、メールにてバウチャー(フランス語)が送られて来ました。ところが、そのメールには、ツアー前日までにボルドー観光局を訪れ、バウチャーの引換えが必要とのことでした。私達はツアー前日の夜遅くボルドーへ到着予定で、引換え不可能なことを観光局の方にメールで送信すると、「ガイドに連絡しておくから当日の集合時にそのメールのバウチャーをガイドに見せてくれるとOK。」と、返事がありホッとしました。

朝9時出発のツアーで、AM8:45にボルドー観光局前に集合でした。街の中心にある観光局までは、ホテルから徒歩5分程で迷わず到着しました。日曜日の朝は、人通りや車の通行も少なくひっそりとした街でした。でも、観光局前だけは、他のツアーの参加者達が既にたくさん集まっていました。

観光局前から撮ってみた、カンコンス広場(Esplanade des Quinconces)にあるジロンドの記念碑(Monument aux Girondins)です。

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↑の写真からもわかるように、天気はどんよりとした曇り空[曇り]。日本出発前の天気予報では、この日は終日雨[雨]となっていました...。どうか、お天気になりますように...と、祈るような気持ちでした。

ツアーごとのガイドさんが参加者たちを集め始め、私達もツアーのガイドさんに会えバウチャーも渡し、バスに案内され乗り込みました。観光バス1台、ほぼ満席に近い参加者でした。日本人は私達だけでした。

バスが発車し、男性のガイドさんが簡単な自己紹介の後、車窓から見えるボルドーの街を案内してくれました。マイクを使って、フランス語、英語の順に流暢に話してくれるので、どちらの言語でも聞き取り易かったです。ボルドー郊外になると、この日のツアーの訪問先やボルドーワインについての説明もありました。

出発して約1時間後、最初の目的地のポムロールのシャトー・ガザンに到着しました。

★ポムロール(Pomerol) ~シャトー・ガザン(Château Gazin)~

   シャトーの格付け : グラン クリュ ド ボルドー(Grands Crus de Bordeaux)

  赤ワインのブドウ品種構成比 : メルロー 90%、カベルネ・ソーヴィニヨン 7%、カベルネ・フラン 3%

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見学はシャトーの方(担当者)の案内に従って、ツアー参加者みんな一緒に行動します。まず、シャトーの方からフランス語で説明があり、適当に区切りながら、その後ツアーガイドの方が英訳してくれます。他のシャトーでも同じでした。

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↑ワインのケース(木箱)                 エチケット(l’étiquette de vin/=ワインラベル)↑

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シャトーの見学後、いよいよお楽しみの試飲です↓。  一緒だったツアーの参加者達(一部)↓

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ポムロールの赤ワインは、何年ものか忘れましたが(多分2004~2005年)、豊潤ないい香りがして、果実味や樽香もあり、タンニンは少しまろやかな方でした。→★★★★(私の好みで評価してみました...)

バスが発車して車窓から、シャトー・ガザンのブドウ畑を撮ってみました。                                 

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ポムロールを後に、次の目的地は世界遺産の街、サンテミリオンへ・・・。

      <サンテミリオンの街の散策については、次回、紹介予定です...>

約1時間のサンテミリオンの街を徒歩にて散策後、バス移動でサンテミリオンのシャトー・フラン-メーヌへ。

★サンテミリオン(Saint-Emilion) ~シャトー・フラン-メーヌ(Château Franc-Mayne)~

   シャトーの格付け : サンテミリオン グラン クリュ クラッセ(Saint-Emilion Grand Cru Classé)

   赤ワインのブドウ品種構成比 : メルロー 90%、カベルネ・ソーヴィニヨン 10%

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シャトー見学後、ここでランチ[レストラン]です。

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美味しいお料理に美味しいワインで、幸せ~♪

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ここでの赤ワインは2種、年代の違う同じワインでした(2002年と2004年)。飲み比べてみましたが、私は2004年の方が美味しかった気がします。本当なら2002年の方がより熟成されて私好みの力強い味わいを期待していたのですがそうでもなかったです。2004年の方が適度に熟成されているのか、2002年のよりバランスがよかったように思えます。それに、確か、ボルドーの赤ワイン(ブドウ)の出来が2002年ものより2004年ものの方がよかったからかも!? サンテミリオンのワインは、渋みが少なく滑らかな味わいで赤ワインが苦手な方でも飲みやすいと方だ思います。→★★★★(ポムロールと同じの数ですが、ポムロールの方が深い味わいがあって私の好みかな。)

ツアーで同じテーブルだった方々...。みんな、グルメっぽい方達ばかり。フランス人やイギリス人...

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1日お世話になったツアーバスです...。自分達で移動することなく、バスは楽チンでした♪

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 シャトーの周辺のブドウ畑。5月中頃なので、まだブドウも育ってませんでした。

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出発前日にニュースで、この辺りのサンテミリオンのブドウ畑が雷雨でかなりの被害にあったという映像を見て心配していたけれど、大丈夫そうでした...。

サンテミリオンを離れ、バスでさらに1時間程のところ、最後(3つ目)の訪問先でもある、貴腐ワインで有名なソーテルヌのシャトー・ギローへ...。

★ソーテルヌ(Sauternes) ~シャトー・ギロー(Château Guiraud)~

   シャトーの格付け : プルミエ グラン クリュ クラッセ(Premier Grand Cru Classé Sauternes)

   白(貴腐)ワインのブドウ品種構成比 : セミヨン 65%、ソーヴィニヨン35%

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貴腐ワインとは...、シャトーの方([左斜め上]写真のかわいい男の子)の説明によると...、このソーテルヌ周辺にガロンヌ川とシロン川があり、ブドウの実がなる秋の朝にその2つの川の影響で霧がこの辺り一帯に立ち込めるそう。午後には、いいお天気となり気温も上がり、朝昼の湿度や気温差の影響で、ブドウの実が一部分腐り始めるのです(参考:[右斜め上]写真:腐ったブドウの写真パネル)。その腐った部分は糖度が高く、甘いワイン作りに適しているそう...。この腐った一部分だけを手摘みで収穫され、その果汁が甘口の白ワイン(=貴腐ワイン)になるのです。ブドウ1本の木からこの腐った部分は少ししか取れないので、貴腐ワインは高価なものになるそうです。ちなみに、ソーテルヌは、世界三大貴腐ワインのひとつです。→あとの2つは、トカイ(ハンガリー)、トロッケン・ベーレン・アウスレーゼ(ドイツ)

ここのシャトーでは、3種類の貴腐ワインを試飲できました(確か年代が違うものだったような...)。食事時でなかったので、まぁ~美味しかったけれど、かなり甘くて濃厚でした。(甘口ワインは嫌いではないのですが、どちらかというと辛口のすっきりした白ワインが好みなので...。→★★★☆☆

シャトーからの眺め...。ここでもブドウ畑が広大に広がっていました。せっかく青空だったのに、また雲行きが怪しくなってきました。結局、雨[雨]の予報は当たらず、全く雨は降りませんでした[手(チョキ)]

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ソーテルヌからボルドーの街までバスで戻って来ました。ほぼ予定通りの夕方5時頃でした。

1日ワインシャトーツアーは、とても満喫できました。他にも、ボルドー観光局のツアーがいろいろあり、半日ツアーもあります。ツアーに申込んで参加すれば、ガイド付きでバスで連れて行ってもらえて、大変便利です。個人でシャトーを見学する場合は、そのシャトーが見学可かどうか調べ、コンタクトをとり、さらに見学したい理由まで必要なところもあるようです。それに、ボルドーの街からかなり離れているので車がないとアクセスも難しいと思います。

→ボルドー観光局のサイトは、こちら(仏、英、日...など8ヶ国語...日本語サイトはイマイチです)

 参加したツアー: "Un dimanche dans les Grands Crus ,Circuit 2-Pomrol, Saint-Emilion et Sauternes" (95€/人) 

<各シャトーのサイト紹介>

 ★シャトー・ガザン: http://www.gazin.com/ (仏、英、露、日、中、韓...日本語あり)

 ★シャトー・フロン-メーヌ : http://www.chateau-francmayne.com/ (仏、英)

 ★シャトー・ギロー : http://www.chateau-guiraud.fr/ (仏、英、独、中)

<ボルドーの位置&ボルドーワインマップ>

 ボルドーマップ.JPG

   ↑ボルドー観光局の地図より...

 ボルドーワインマップ.JPG

  ↑ 「地球の歩き方・フランス」より... (地図上のは、今回のツアーで訪れたところです。)

次回は、このボルドー・ワインシャトーツアーで訪れた世界遺産の街[ぴかぴか(新しい)]"サンテミリオン"を紹介します。


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空の旅 ~2009.5~ [旅行]

もう5ヶ月以上前のことになりますが、今回から、今年5月16日(土)~24日(日)7泊9日で友達と2人で旅してきた、フランス・ボルドー、バスク地方(ちょこっとだけスペイン含む)、パリの旅行記を始めさせていただきます。今回は、「空の旅編」です...。

この旅行を計画し始めたのは、今年3月下旬でした。2年程前から、名古屋の友達と一緒にフランスのバスク地方をいつか旅行しようね~と約束していて、ようやく実現することに...。エアーもホテルも予約を済ませ、約3週間後に控えた旅行を楽しみにしていたところ、メキシコやアメリカでの新型インフルエンザ流行のニュースが...[がく~(落胆した顔)][バッド(下向き矢印)]。一時はキャンセルすることも考えていた程です。結局、旅行を予定通り決行しようと決めたのは、出発の5日前でした。ボルドー観光局主催の1日ワインシャトー巡りツアーの申し込みがその5日前迄ということで何とかギリギリ予約できました。それから慌てて旅行準備をし、出発の日を迎えました。

出発当日は、関空へ着く直前からマスクを着用しました。空港も機内もマスクの人だらけでした。

今回もエールフランス便で、前日の朝にインターネットチェックインを済ませていたので、チェックインカウンターでは列に並ばずすぐに案内されました。シートはエコノミーの前方で押さえていたのですが、乗り継ぎ時間はちょうど1時間しかなく、更に前のシートをリクエストしてみると、一番前の窓際のシートに変更できました。エコノミークラスで一番前の席は初めてでした。

搭乗すると、エコノミークラス("テンポ")最前列の窓際席は窓なしの非常口のところでした[バッド(下向き矢印)]。窓から3-4-3のシート配列で、3席のうち隣(真ん中)は空いていて、通路側はご年配のご婦人(この時はまだ凄い方だと知らず...)でした。離陸前から時折お喋りしていました。

離陸後、食事前の飲物サービスでシャンパーニュをいただきました。

  DSC06892.jpg← シャンパーニュとおつまみ

その後の食事(ランチ)は、魚料理と白ワインをチョイス。

                   ランチ→DSC06893.jpg

海老といかとグリーンサラダ,すずきのバジルトマトソース添え 南瓜、ポテト、さやえんどう,カマンベールチーズ,チョコレートケーキ

食事は美味しく、完食しました。

最前列の席は、足元が広くて開放感はあるのですが、非常口が近くて足元から冷えて寒くって...。隣(通路側)のご婦人も寒かったそうで、2人共ブランケットをさらに頼んで、3枚も掛けていました。そして、スチュワードの方が、「寒い時はコニャックを飲めば温まるよ」、とコニャックの小瓶とグラスを私達2人にそれぞれくれました。コニャックは苦手なので、ちょこっとしか飲めませんでした。

食後に少しだけ居眠り、その後映画を見たのは「Australia」1本だけでした。見たい映画が他にもたくさんあったけれど...。隣(通路側)のご婦人が空港で買って来たという週刊誌を貸して下さったり、ご婦人とお喋りしたり...。話し口調から、何となく京都の方だとわかりました。お伺いすると、やはりそうで、京都でお店をされているとか...。どおりで気品があるなぁ~と思いました。私は大学が京都で4年間通っていたこともあり、京都の話をしたり、パリの話をしたり...(パリへも今回で14~5回目とほぼ私と同じくらい行かれてるとか!)。

間食はJALの"うどんですかい"を、最後尾のギャレーへ貰いに行って食べました。カップ麺などのインスタント食品は普段は全く食べないのですが、飛行機の中でならエコノミークラスの時だけこれは食べれるのです。ご婦人は食べられず、隣で臭いさせて申し訳なかった...。途中、私のお腹が空いてる様子がわかったのか、ご婦人が持ってきていたバナナを1本いただきました。

着陸約1時間半前に、2度目の食事(ディナー)...

  DSC06894.jpg← ディナー

完食はしたけれど、何だかハム類とサラダばかりでした...。

食事後着陸前に、ご婦人が京都の連絡先(お店)を教えてくださいました。料亭を2軒持たれていたり、セレブ系の女性雑誌にもちょくちょくお店の紹介がされたり...と、有名料亭の女将さんでした。「京都へぜひ来てくださいね~、その時は連絡くださいね」と、おっしゃっていただきました。

ほぼ定刻どおりにパリ、シャルル・ド・ゴール空港に到着したものの、到着予定ターミナル(2F)ではなく、新しい2Eターミナルでした(今年6月or7月からは日本発着便は2Eに変更になっているそう...)。乗換えのボルドー行エールフランス便は2Dターミナルからの出発で、名古屋から先に到着していた友達は2Dターミナルの搭乗口付近で待ってくれていたので、2E→2F→2Dへと急いでターミナル移動となりました。ご婦人とは2Eターミナルで挨拶してお別れし、2Fターミナルでの入国審査を済ませ、先を急ぎました[ダッシュ(走り出すさま)]。搭乗時間を過ぎ、出発予定の10分前に2Dの搭乗口付近に辿り着き、友達と無事に会えました...(約2年振り)。でも、まだ搭乗開始も遅れていてしばらく待つことに...[あせあせ(飛び散る汗)]。乗り継ぎ便の荷物が遅れているとかのアナウンスがあり、私のスーツケースじゃないかしら...?と、ちょっと心配でした。

結局、2~30分出発が遅れました。窓際の席を取っていたので、パリの北西部(凱旋門、エッフェル塔、モンパルナスタワーなど...)を眼下に見渡すことが出来ました。途中、飲物とおつまみのサービスがあり、1時間程のフライトでボルドー空港へ到着しました。

荷物受取のターンテーブルで大きなボルドーワインのボトルのオブジェが出迎えてくれました。

    ボルドーへ来たという実感が...→DSC06895.jpg

私のスーツケースは心配していたけれどすぐに出て来たのに、友達のが待っても待っても出て来なくて...。そのうち、ターンテーブルも止まってしまいました。事務所にロスト・バゲージを申し出、書類を書いていると、係の方が友達のスーツケースを持って来てくれました。いったいどこで止まっていたのかわからないけど、ひと安心...。

ボルドー空港のターミナルビルの様子

  DSC06896.jpg←ガラス張りで明るく綺麗でした...

ボルドー市内までは空港バスで行き、そこからホテルへは徒歩で向かいました。

   <旅行中の様子は次回から順に紹介予定です...>

旅行6日目の朝、バスク地方から最終目的地のパリへ移動の日です。本当なら路線バスで空港へ行く予定が、この日はあいにくフランスの祝日で、ホテルの方に確認するとやはり祝日はバスが運休とのことで、タクシーを呼んでもらってタクシーで空港へ向かいました。バイヨンヌ・ビアリッツ空港からエールフランス(国内線)で、パリ・オルリー空港へ。1時間程のフライトであっという間でした。途中、飲物とクッキーのサービスがありました。

   <パリ滞在の様子も別途、そのうち紹介します...>

1日半のパリ滞在後、いよいよ帰国の途へ...。

最終日の朝、友達とホテルで一緒に朝食を取り、チェックアウトを先に済ませ、スーツケースを預けてから出かけ、エドガー・キネ辺りで友達と別れました。帰国便は私の方が早くお昼過ぎのフライトで、友達は夕方のフライトなので半日ゆっくり出来るのです。朝9時過ぎと早く、近くのスーパーと薬局へちょこっと買物しただけで、ホテルへスーツケースを取りに戻り、早目の空港バスでシャルル・ド・ゴール空港(2Fターミナル)へ向かいました。

チェックインも空いていて、予め取っておいたエコノミークラスの通路側の席の搭乗券を渡されました。出国審査もセキュリティチェックもスムーズで、免税店での買物時間もたっぷりありました。今回はボルドーを訪れたのでハーフボトルのワインを2本(赤:ポムロール、白:ソーテルヌの貴腐ワイン)購入し、他にもちょこちょこと買物をしたり...。手荷物もかなり重くなりました。お腹が空いたので、カフェでミントティーのペットボトルと大好物のタブレ(クスクスのサラダ)を買って食べました。

大阪(関空)行のエールフランス便(JALとのコードシェア便で、機材はエールフランス)の搭乗開始アナウンスがあり、搭乗ゲートへ。搭乗券を係員に渡し機械に通すと戻り、係員が別の搭乗券に交換したものを渡され、ビジネスクラス[右斜め上]の新しいシートを案内されました。またまたラッキーです...[手(チョキ)]

新しいチケットのシートは5L。ビジネスクラス("エスパス")は3~始まり前方は5までの3列だけで、2-3-2のシート配列。この前方は21席しかなく、こじんまりと落ち着きます。しかもこの日は、ガラガラで私の隣も空いていて、この前方には7~8人しか居なかったと思います。一番前もいいけれど、一番後ろも落ち着きます。ふと、窓を見ると、朝は雲ひとつない快晴だったのに、いつの間にか雨が降っていました。

搭乗後すぐに、シャンパーニュのサービスがあり、いただきました。

その後、飲み物のサービスで赤ワインのうちカオールワインを...。前日の夕食時にもグラスでカオールワインがあり、飲んだところでしたがもう一度...。"カオール(Cahors)"とは、フランス南西部の都市でワインの生産地です。赤ワインでも色が濃く、黒ワインと言われることも。タンニンが強く、渋みがあり私好みの赤ワインなのです。

      カオールワインとおつまみ類→DSC07412.jpg 

食事のサービスが始まりました。まずは前菜。予めメニューが配られていたので、迷わず大好物の冷製フォアグラを...。 これがクリーミーで口の中でとろける感じでとっても美味しいのです~[揺れるハート]

  DSC07413.jpg←前菜

鴨フォアグラのテリーヌ、オーブンドライトマト、アスパラガスサラダ

メインは、3つの選択から"Plat du Jour"のラム肉のモロッコ風シチューを...。

            モロッコ風シチュー→DSC07414.jpg

  DSC07415.jpg←チーズの盛り合わせ

食事は、苦手なブルーチーズだけは残し、それ以外は完食しました。ワインでほろ酔い加減になり、この後少し居眠っていたようです。その間に、デザートが出されていたようで、居眠っていた私は飛ばされました。目覚めて少しすると、CAの方がデザートのチョイスを聞きに来てくれました。私が選びたかった、塩風味ショコラのマカロンはもうなくなってしまっていたようでした...。オレンジのシャーベット&クッキー類とコーヒーを...。

                  デザート→DSC07416.jpg

せっかくのビジネスクラスの食事の写真、いまいち色合いが暗くて、食事の美味しさが伝わらないですよね~。失敗です...。でも、どれも美味しかったですよ!

その後は、居眠りもせず(たぶん...)シートを倒して寝転がった状態で、映画を3本も続けて見ました。時々、エスパス・バーにミネラルウォーター(発砲水)を取りに行ったりしながら...。

だいぶ日本に近づいて来た頃...窓を開けてみました。

  DSC07417.jpg←夜明け!?

 到着1時間半前(韓国上空)、朝食が配られました。チーズとほうれん草のオムレツをチョイス。

                    朝食→DSC07418.jpg

帰りは約11時間のフライトですが、あっという間でした。やっぱりビジネスクラスは快適です...[ぴかぴか(新しい)]!また行きたいなぁ~!!

さて、行きの機内で隣だったご婦人からせっかく連絡先を教えていただいたので、帰国後1ヶ月程した頃に、恐縮ながらも電話してみました。私のことをちゃんと覚えていてくださり、ご婦人はパリでのたった3日間の滞在中、熱を出してずっと寝込まれていたそう(インフルエンザではなかったらしく、帰国時に無事入国も出来たそう...)で、機内で隣だった私のことを心配していただいてたようでした。私からの電話をとても喜んでいただいた様子で、電話でも「またお会いしましょう...。京都へぜひ来てくださいね~。連絡待ってますよ。」と機内でお話した時の柔らかい口調でおっしゃられました。

つい先日、発売された「ミシュラン 京都・大阪」にはこちらの料亭は残念ながら掲載されていませんでした。でも、なぜか掲載されなくてホッとしたり...。庶民の私には、料亭なんて敷居が高く行けそうもないけれど、せっかく女将さんとちょっとお知り合いになれたこともあり、再会もしたいし、そのうち行ってみたいなぁ~と思っています。これから紅葉の季節になる京都も素敵だろうし...[ぴかぴか(新しい)]

次回は、ボルドーの1日ワインシャトーツアーの紹介予定です・・・。


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お花とお料理とミルゥ... [日々あれこれ]

長い間ずっとチュニジア+パリ旅行記を続けてしまい、それを先にに終わらせたくて、「日々のちょっとスペシャルなこと」は後回しになっていました。やっとチュニジア+パリ旅行記を終えることができ、次のフランス旅行記の前に、一息ついてまとめてみました。もうかれこれ約半年前からつい最近(9月)のことまで...です。忘れていることも多いですが...[どんっ(衝撃)]

まずは、お花[かわいい]のレッスンから...

 ★4月のレッスン(生花)~モダンなラウンドスタイル~

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 教室でみんなの作品を並べる↓と、テーブルが華やかに...。 ティータイム↓

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  翌日、自宅でデジカメで撮ってみました...。→ DSC06877.jpg

  (5月と6月のお花のレッスンは先生のご都合でお休みでした...[たらーっ(汗)]。)

 ★7月のレッスン(アートフラワー)~フラワーフレーム~

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 ★8月のレッスン(プリザーブドフラワー)~オータムカラーのアレンジ~

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     DSC07533.jpg ← 自宅でデジカメ撮影

 ★9月のレッスン(生花)~小さな秋のテーブルリース~

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翌日、お花が萎れ気味になって来たので、慌てて水遣りしてデジカメで撮っておきました...。

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5、6月と2ヶ月レッスンがお休みでちょっと残念でした。いつもその季節に合った花材や色合でレッスン出来るので、自宅に飾ると季節感が出るのでどれも気に入っています。レッスン後、写真撮影の際に、みんなの作品を見比べるのもいい勉強になります。同じ花材を使っていてもどれも違った出来栄えになっているのが不思議です。ティータイムには、いつも先生お手製の美味しいスウィーツが紅茶(orハーブティー)と一緒に出され、みんなとおしゃべりしながらいただくのも楽しいひと時です。来月は、どんなお花かなぁ~?今から楽しみです...♪


次は、お料理[レストラン]に...

 ★インド料理:ゴータム(神戸・岡本)...<4月下旬頃>

4月のお花のレッスンを夕方の時間にして、その後、先生とレッスン仲間と一緒にインド料理を食べに行きました。ここは、インド人が作る本格的なインド料理のお店です。早目の時間に予約してもらっていたので、お店には私達が一番乗りでした...!後から続々とお客さんが入って来て、いっぱいになって断られる程の人気店のようでした。

       インドのビール↓  インドのワイン(赤)↓  インドの煎餅(?)↓      サラダ↓

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   ヨーグルト風サラダ!?↓         ↓ 揚げ物類 ↓           タンドリーチキン数人分↓

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  1人分のタンドリーチキン↓      カレー3種↓          ???↓          ナン↓

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               デザート(アイス)↓          店内の様子↓

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5人でこんなに沢山のお料理を注文し、ほぼ完食しました。カレーは辛いのが苦手な人が居たので辛さは控え目にしてもらった為か、私には少しもの足りない辛さでした。...とは言っても激辛はダメなのですが、適度な辛さが好みです。ヨーグルト風サラダ(?)が私にはちょっと微妙な味でした。他のお料理は美味しかったです。特に、最後のデザートのアイスはカルダモンの芳醇な香りが口の中に広がりミルク味と相まって、とっても美味でした。ちなみに、私はカルダモン好きで、家でカレーや肉料理を調理する時にもたっぷり使っています...。

        ◆お店のサイトは、こちら→ゴータム(gautam)

 ★フレンチ: キャトル・ラパン (大阪・北新地)...<8月下旬頃>

友達から、「いいフレンチのお店があるよ」と教えてくれて、まだ行ったことないから一緒に行こうということになって...。ところが、7月上旬に友達の職場の方が行かれたついでに予約をお願いし、1ヶ月半先(8月下旬)の予約しか取れなかった程の人気店で、予約の日まで待ち遠しかったです・・・。当日行ってみると、カウンター9席でシェフが一人で切り盛りしていて、2種類あるコース料理はその日のおまかせとなっているようです(メニューなし)。シェフ(日本人)も明るく楽しい方でした...。

店名は"4匹のウサギ"という意味のフランス語↓(兎料理は出なかったけど...)  前菜と白ワイン↓

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   スープ↓(何だったか忘れちゃった~[たらーっ(汗)]!)  魚料理↓(鯛、プロヴァンスソースだったような...)

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  肉料理↓(フォアグラと牛ステーキだったような...) デザート↓(ラズベリーシャーベットとフルーツ)

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どれも美味しくいただきました。お腹が苦しかったけれど、完食しました~[手(チョキ)]!前菜は少量ずつですが何種類も味わえるのが良かったです。魚料理のソースはハーブが効いていてクリーミーで、鯛と相性が良く絶品でした[ぴかぴか(新しい)]。敢えて言うと、お肉料理がきつかったかなぁ...[あせあせ(飛び散る汗)]。お腹もいっぱいになった頃に、このボリューム!そして、フォアグラのソテーは少し苦手なのです(冷製のフォアグラブロックは大好物なのに...!)。一緒に行った友達もとても満足していて、「また来たい...」と、帰りに予約しようとすると、ほぼ2ヶ月先の予約になっていました。このコースはシェフもおっしゃってましたが、高カロリーだそうです。ワインは別で、このコースはたったの¥3,500とはとても良心的価格でした[かわいい]

        ◆ぐるなびのサイトですが...、こちら→キャトル・ラパン(quatre lapin            

これ以外にも、時々お洒落な和食のお店へ連れて行ってもらってご馳走になったり、他にもアジア系料理、チュニジア料理、スペイン料理、イタリアン...などへもちょくちょく食べに行ったりしていますが、なかなか食事中に写真を撮るような雰囲気じゃなかったりするので、あまり撮らず上の2軒だけです。


最後は、久しぶりにミルゥ[犬]の登場です...

8月上旬に妹と一緒に東京から車で帰省し、お盆を挟んで18日間も大阪の実家に滞在してました。ミルゥと会うのは約5ヶ月振りでしたが、相変わらず可愛かったです。ミルゥが実家に来てるので、私も週末やお盆に行ったり来たりしてました。

お盆前に家族で和歌山へ行った帰り、阪和自動車道の岸和田SAのドッグランで...。暑くてちょっとバテ気味ミルゥでした...。

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最近の高速道路のSAにはドッグランが設置されているらしく、東京~大阪間のSAでも数ヶ所のドッグランでミルゥはひとっ走り出来て、疲れずにご機嫌だったとか...。

こちらは、実家の応接間で...。ここの椅子がお気に入りの様子。

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ミルゥが帰った翌日、5歳のお誕生日[バースデー]だったそう...。一緒にお祝いしてあげられなくて残念でした。

今回もミルゥにたくさん癒やされました~[揺れるハート] 次回、ミルゥに会えるのが待ち遠しいです...♪


★おまけ...

この連休前に、友達からいただいたプレゼント[プレゼント]です...。

ラベイユ(L'abeille)のりんごとさくらんぼのハチミツ↓(青森県産)

  DSC07555.jpg ←ラッピングされたハチミツと紙袋

ハチミツ好きの私...♪ いつも、ハチミツはパンにバターと一緒に塗ったり、プレーンヨーグルトに入れたり、ホットケーキにはメープルシロップ代わりに使っています。ここ数年は、パリで買って来るエディアール(HEDIARD)のハンガリー産アカシアのハチミツを愛用していて、切らすとラベイユのアカシアのハチミツを使っていたこともありました。ラベイユには、沢山の種類のハチミツがあるのですが、このりんごとさくらんぼのハチミツは知らなかったなぁ~!早速、連休中に朝食時パンにつけて食べてみましたが、いつものアカシアのハチミツよりかなり濃厚で美味しいです!しばらく病みつきになりそう...♪ たまには、違う味に変えてみるのもいいですね~。ちなみに、この"ラベイユ(L'abeille)"とは、フランス語で"蜜蜂"という意味です。"ハチミツ"はフランス語では"miel(ミエル)"です。

次回より、いよいよ今年5月のフランス(+スペインもちょこっと含みます...)旅行記を始める予定です。


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パリ~帰国 [Paris]

チュニジア旅行の後に立ち寄ったパリにて...。

午後2時頃に、滞在先ホテルである"ル・メリディアン・モンパルナス"に到着し、部屋に荷物を置いてからモンパルナス界隈へ遅めのランチに出かけました。もう何年か前から気になっているビストロへ行ってみたのですが、「ランチはもう終わり...」と、断られました(以前にもこのビストロへ同じような時間に行って断られ、これで2度目!)。それで、その日の夜の予約が出来るかどうか聞いてみたところ、7時~2時間ならOKとのことで予約しておきました。

夕食のお店が先に決まったので、ランチは軽め(!?)に"Léon de Bruxelles / レオン・ド・ブリュッセル"へ大好物[揺れるハート]のムール貝を食べに行きました。このお店はベルギーのブリュッセルのチェーン店で、ブリュッセルへ行った時に友達のベルギー人に連れて行ってもらったお店でした。パリにも何店かあり、モンパルナスのこのお店は2度目でした。注文は毎回同じ定番の"moules à la marinière/ ムール・マリニエール(一番シンプルな白ワイン煮)"と"KRIEK/クリーク)"というベルギービール(さくらんぼ味)。ムール貝にはもれなくフリットがついてきます。ベルギー人に教えてもらったのは、フリットにマヨネーズをつけるという食べ方。お店の方にお願いすると、マヨネーズを持ってきてくれます。これは、癖になる味です!ここのフリットは、おかわりもできます。しなかったけど...。前回、妹がおかわりしてました。どれも美味しく満足でした!(Léon ~の過去記事→こちら(下の方)にも...)

 ムール貝とクリーク

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昼食後、サントノーレ界隈やプランタンへ買物へ・・・。あっという間に夜になり、モンパルナスへ戻ってきました。

お昼に予約しておいたビストロへ・・・。お店の名前は、"La cerisaie / ラ・スリゼ"。ここでは、南西仏料理が味わえます。小さいお店ながらも、何年か前に通りかかった時からずっと気になっているビストロで、そのうち日本のパリ特集の雑誌でも何度か紹介され、友達も先に行って絶賛していた程で、益々行ってみたかったお店でした。

この日のメニュー↓     水の"ドンペリ"と言われる「シャテルドン」[ぴかぴか(新しい)]↓(微炭酸ミネラルウォーター)

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前菜・・・(左が叔母、右が私)

 卵入りきのこのクリーム↓           パイ皮包みのジビエのパテ、ヴィネガーのさくらんぼ↓

  DSC06541.jpgDSC06542.jpg                œuf cocotte à la crème de champignons        pâté de gibier en croûte cerise au vinaigre

メイン・・・(左が叔母、右が私)

 魚のローストと白いんげん豆のピューレ↓        野ウサギのコンフィとペンネ↓

  DSC06544.jpgDSC06545.jpg         queue de lotte rôtie et purée de haricot blanc     cassolette de lièvre confit, poêlée de penne

コーヒーとプティ・カヌレ(ボルドー名物のお菓子)↓

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料理はどれもとても美味しかったです(叔母の料理もひと口味見させてもらいました...)。ただ、私の選んだ前菜もメインもかなり濃い目の味でこってりと重かったです。デザートも注文したかったけれど、お腹が苦しく無理でした[あせあせ(飛び散る汗)]

このビストロはこじんまりしていて、20席程しかなく、いつも予約でいっぱいのようです。一番奥のテーブルに案内されたのですが、席に着くと「あなたは細いから・・・」とか何とか言われ、テーブルをひいてさらに私の小さい胸すれすれまで詰められ、私の後ろも右横も壁で身動き出来ずとても窮屈でした[ちっ(怒った顔)]。料理が来る前に、お店の方に「こんなに狭いと苦しいし、食事時ナイフやフォークを使えそうにない...」と訴えました。向かいの叔母のすぐ後ろにもテーブルがあり後ろに引けない状態でしたが、その後ろで既に食事されていた4人テーブルを少し動かしてもらって、何とか少し余裕が出来(それでもまだ狭いけれど...)、無事に食事が出来てよかったです。窮屈な状態のまま我慢して食事しても、美味しく味わうことが出来なかったと思います。

パリ2日目...

(左下)滞在先の"ル・メリディアン・モンパルナス"の朝食。

          (右下)サン・ジェルマン・デプレ界隈にあるカフェでランチ、サンドイッチとティラミス。

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この日の午前中は、サン・ドニ バジリカ大聖堂へ行って、午後はサン・ジェルマン・デプレ界隈を散策&買物してました。

夕方、ホテルへ一旦戻った時、部屋の窓からパリの空の様子...↓

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"ル・メリディアン・モンパルナス"は、モンパルナス界隈をパリでの常宿としている私には一度は泊まってみたかったホテルでした。今回の旅行では、ここの料金が一番高かったけれど、部屋は一番狭く古くイマイチで期待ハズレでした[バッド(下向き矢印)](写真も撮らず...)。シャワーは私の嫌いな固定タイプだし...。チュニジアのホテルの方がずっと快適でした。ただ、立地はよく便利で、1Fのロビーは広く綺麗でした。

再び出かけ、夜のセーヌ川クルーズに...。夕方6時発の"バトー・ムッシュ"[船]に乗りました。

バトー・ムッシュは、私は2度目。夜の遊覧は初めてでした。途中から外に出て、ライトアップ[ひらめき]されたパリの名所を撮ってみました。でも、冬の11月下旬、ロングのダウンを着てロングブーツを履いていてもさすがに船上は寒く、震えながら、そして動く船から撮った夜景は、悲しくもブレブレでした[たらーっ(汗)]。なので、小さめの画像でアップしてみます。

ノートルダム大聖堂

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アラブ世界研究所↓                    パリ市庁舎

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コンシェルジュリー

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ポン・ヌフ↓                         フランス学士院

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ブルボン宮

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アレクサンドル3世橋とエッフェル塔

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エッフェル塔(当時、フランスがEUの議長国だった為、特別にブルーでライトアップされていました)

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他のパリ旅行の様子は、以前に紹介したクリスマス[クリスマス]編で...。→ ☆パリのクリスマス特集☆

チュニジア&パリ旅行の最終日夜、ホテルの部屋で...。

この旅の締めくくりは、叔母が買ってくれた"ルイナール"のロゼ・シャンパーニュで乾杯・・・[バー]

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翌朝、ホテル前から空港バスでシャルル・ド・ゴール[飛行機]へ。

チェックインカウンターで、私だけビジネスクラスへアップグレードと言われ、一瞬喜んだのですが、叔母に「ひとりになるのは困る...」と言われ、「二人一緒に...」とお願いしたのですが、「ビジネスクラスへはあなた一人しか無理です」とのことで、結局二人ともエコノミーの予めとっておいた席になってしまいました。

エコノミークラスの前方、最後列の窓際から2席だったのですが、食事が配られるのが一番遅くて選択できませんでした。おまけに私の苦手なサーモン(和食)しか残っていなくて、「サーモンは食べれない」と言うと、もう一つのお肉料理(洋食)を探しに行ってくれたのですがもう余ってなかったらしく、サーモンの代わりに間食に出される予定のサンドイッチを2つ持って来てくれました。サンドイッチはあまり美味しくなくて一つしか食べれませんでした。私に好き嫌いあるのが一番悪いのはわかっているのだけど...。帰りのフライトは、何かとついてなかったです...。

機内食(ランチ)↓                     ヨーロッパ上空(夕方)↓

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機内食(朝食)↓                      韓国or日本上空(朝)↓

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ほぼ定刻どおり(だったと思います...)、関空へ無事帰国。

ブログにすると長~く続いてしまった「チュニジア&パリ旅行」、やっと終わりです。実際には、9日間の旅で、あっという間でしたけど...。

行きのパリ発チュニス行のフライトに乗り遅れた時はどうなることかと焦りましたが、その後は何とか予定どおり旅行でき、無事に帰国できてよかったです。同行した叔母も楽しかったと喜んでくれました。チュニジアは、とってもいい国でまた行ってみたいと思える国でした。先日、チュニジア料理[レストラン]を久しぶりに食べて来たのですが、とても懐かしく美味しく、チュニジア旅行の余韻にしばし浸ってました~♪ チュニジア人シェフに「チュニジア旅行よかったです~」と伝えると、とても喜んでくれました。

次回は、久しぶりに「お花&お料理編」をまとめてみたいと思います。その後は、今年5月のフランス旅行を紹介予定です(既に、4ヶ月も経っていますが...)。次回の旅行の予定もまだなく、もしかすると、もう旅行が出来なくなるかもしれないので、ゆっくりと更新したいと思います。

いつもご訪問いただきありがとうございます。よろしければ、また引き続きご訪問くださいませ...。


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サン・ドニ バジリカ大聖堂② [フランス]

①の続きで、サン・ドニ バジリカ大聖堂のステンドグラスと地下納骨室についてです。

(①をまだご覧いただいていない方は、詳しくはこちら→ 「サン・ドニ バジリカ大聖堂①」

チュニジアの教会で見たステンドグラスがあまりにもしょぼかったので、パリではどうしても立派なステンドグラスが見たいと思い、ここのサン・ドニ バジリカ大聖堂まで足を運ぶことにしました。パリにある立派なステンドグラスの見所はほぼ行き尽くし、パリ近郊のステンドグラスが有名なシャルトル大聖堂やランス大聖堂も訪れたし、まだ行ったことがないアミアン大聖堂まで遠出するのも時間がかかるし...と思っての選択でした。

ではここから、サン・ドニ バジリカ大聖堂の美しいステンドグラスの特集です。

           バラ窓↓

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地下納骨室へ...

訪れたのが11月下旬の寒い日でしたが、地下納骨室へ降りるとさらに冷やっとしていていて冷気(or霊気?)が漂っている感じでした...[あせあせ(飛び散る汗)]。ここはさらっとだけ見学を...[ダッシュ(走り出すさま)]

地下の様子...↓

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★ルイ16世(中央・右)とマリー・アントワネット(中央・左)とルイ18世(手前・右)の墓所

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★考古学的納骨室・・・殉教者のサン・ドニの墓所があるそう。

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★ルイ14世の墓所

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誰かわからないですが、ステンドグラスが美しかったので...。

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見学しそびれましたが、地下納骨室には他にルイ17世の心臓が収められているところもあるそうです[がく~(落胆した顔)]

サン・ドニ バジリカ大聖堂は、ツアーではまず行かないようなところですが、フランス王家の歴史に興味がある方や詳しい方には楽しめるところだと思いました。実際、個人での観光客は意外と多かったです。大聖堂のゴシック建築やステンドグラスも見ごたえがあり、行ってみてよかったです[手(チョキ)]

大聖堂前の広場

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広場前のサン・ドニ市庁舎

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メトロ13番線、バジリク・ド・サン・ドニ駅...[ぴかぴか(新しい)]

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メトロに乗り、パリ市内へ戻りました。


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サン・ドニ バジリカ大聖堂① [フランス]

チュニジアから空路パリへ入った翌日、朝からあいにくの曇り空[曇り]でしたが、パリ郊外のサン・ドニへ行きました。

サン・ドニ市は、パリの北方約4kmにあり、1998年サッカー[サッカー]のワールドカップ・フランス大会でフランスが優勝した舞台となった"スタッド・ド・フランス"Stade de France=フランス・スタジアム:シャルル・ド・ゴール空港から空港バスでパリ入りする時に、左手に見えます)があることでも知られているところです。そして、サン・ドニ市にあるもう一つの見どころ、"サン・ドニ バジリカ大聖堂"を訪れました。

ホテルのあるパリ・モンパルナスからは、メトロ13番線"St-Denis Université(サン・ドニ ユニヴェルシテ)"行で終点の1つ手前の"Basilique de St-Denis(バジリク ド サン・ドニ)"駅下車、徒歩2~3分です。(注意[ひらめき]:メトロ13番線は行き先が異なるので、必ず乗車前に行き先名の確認が必要です。)

サン・ドニ バジリカ大聖堂の由来は、3世紀半ば頃、フランスの守護聖人"サン・ドニ"がパリ・モンマルトルで斬首され、自分の首を持ってパリ郊外のこの地まで歩き絶命した...という有名な逸話があり、その地に教会堂が建てられたのが始まりと言われています。

その後、7世紀にベネディクト派の修道院が設立され、12世紀には大修道院長のシュジェによりゴシック建築の傑作へと変え、バラ窓やリブボールトなどを取り入れて建物内部が色彩あふれる光で満たされました。13世紀のサン・ルイ治下の工事により現在の外観となりましたが、多くの戦争やフランス革命により修道院は衰退します。19世紀にヴィオレ・ル・デュクによって修復され、1966年に大聖堂となりました。

また、この大聖堂はフランス王家の墓所となっていて、7世紀から18世紀までのほぼ全ての歴代フランス王と王妃が埋葬されています。(wikipediaおよびサン・ドニ バジリカ大聖堂の無料パンフ<日本語版>より引用)。

サン・ドニ バジリカ大聖堂の西側ファサード↓

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正面から塔を見上げて...

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北西側からの大聖堂の全景...

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北東側より... 東(内陣外)側にフライング・バットレスが見られます。

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北側のバラ窓

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ファサードの扉

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建物内部へ...

           身廊

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           内陣

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王家の横臥像...          

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★アンリ2世とカトリーヌ・ド・メディシス↓

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★ルイ12世とアンヌ・ド・ブルターニュ↓

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★ルイ16世とマリー・アントワネットの祈りの像↓

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その他の美しい彫刻...

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大聖堂内のステンドグラスと地下納骨室については、「サン・ドニ バジリカ大聖堂②」へ続きます...。

こちら(①)のコメント欄は閉じていますので、②の方へまとめてお願いします。→続編「サン・ドニ バジリカ大聖堂②」 へ  


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チュニス~2、3日目の夜と、チュニジア→パリ~ [チュニジア]

チュニジアの首都、チュニスには3泊滞在しました。既に、チュニスへ到着した1日目と、3日目の朝に訪れたバルドー美術館についてはそれぞれ紹介しましたので、今回はそれ以外の2日目と3日目の夜(主に夕食)と パリへ向かうフライトまでをまとめてみました。(これまでのチュニスの記事はこちら →  チュニス~1日目~チュニス~バルドー美術館~)

まずは、チュニス2日目(スース、モナスティールを訪れた日)の夕食[レストラン]です。

"地球の歩き方・チュニジア"に載っていた、新鮮なシーフードが自慢という「ル・カルタージュ(Le Carthage)」というレストランへ行ってみました。

「ル・カルタージュ(Le Carthage)」(1階がバーで、2階がレストラン)

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 (左)チュニジアのビール"セルティア"と、ハリッサとオリーブ  (右)サラダ・メシュイーヤ

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サラダ・メシュイーヤは、野菜(主にピーマン)を焼いて砕き、オリーブオイルとチュニジアのスパイスを和えたものです。ピリッと辛いけれど、癖になる味でどこのお店でも注文しました。お店ごとに味が微妙に違いました(辛さも違う...)が、どのお店も美味しかったです。チュニジアから帰ってから何度か家でも作っています。

(左)魚料理。多分、マスだったかなぁ。。。    (右)フリットと...、何料理だったか忘れました~。

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(左)海老のグリル、 ソース(ピリ辛味)付。   (右)デザートに、チョコレートとオレンジのアイス。

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ココのお店は、早目に行ったので入れましたが、少しすると満席になりました。料理も美味しく、店内の雰囲気もよかったです。"砂漠のバラ"(砂で出来たオブジェ...)にライトを照らして飾ってあるのが素敵でした。写真に撮っておけばよかった...。

次は、チュニス3日目(ナブール、ハマメットを訪れた日)の夕食[レストラン]です。

雑誌「旅~チュニジア特集~/2007.2号」に掲載されていた「Le Pacha(ル・パシャ)」というレストランへ行きました。メディナのフランス門からすぐのジャマー・エズ・ジトゥナ通りに入り、すぐ右のビルの2階、テラス席もあります。

ビルの入口はちょっと暗めですが、階段からイスラムっぽい雰囲気でした。

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店内の様子。天井や壁に貼られたイスラミック・タイルが美しく、料理を待っている間、他にお客さんが居なかったので撮ってみました。

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このお店ではチュニジアの郷土料理を食べることができます。チュニジア最後の夜なので、ワインでも・・・と思っていたのですが、メニューを見ても見当たらず、お店の方に尋ねると、「アルコール類はおいてません...」ということで、飲み物はミネラル・ウォータにしました。イスラム国家なので、このようにアルコール類を扱っていないお店もあるようです。しばらくは、私達以外お客さんが居なかったので、ここでもお店の方といろいろお話出来ました。

(左)ハリッサやパンなど...              (右)またもや、サラダ・メシュイーヤ

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このお店の名物料理"子羊の煮込み、サフランライス付"(2人前、サフランライス付、TND38≒¥2,600)

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素焼きの壷で野菜と一緒に煮込まれた子羊のお肉が、柔らかくまろやかで美味しかったです。サフランライスはなくてもよかったかも...。

"クスクス"も注文したのですが、「2人でも量が多過ぎて食べきれないと思うので、サービスで少量だけ(...!?)作ってあげるよ」ということに・・・。運ばれてくると、具は野菜だけでしたが、かなりのボリュームでした...!

(左)サービスの"クスクス"              (右)ミネラル・ウォーター"Safia"

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さて、メインのお料理を食べている最中、突然、真っ暗になりました。停電でした。その少し前に入店され、私達のテーブルの後ろに居た現地の会社関係らしきお客さん達も驚いていました。すぐに電気がつくかと待っていましたが全くつかず、お店の人に「暗くて食べられない・・・」と言うと、さらにキャンドルをいくつか持ってきてテーブルに置いてくれて、少しは明るくはなったのですが...。お店の人もどうすることも出来ず行ったり来たり...。このお店のビルやその辺り一帯が停電しているとのことでした。

結局、お腹もいっぱいになり全部は食べきれず、食後にミント・ティーもサービスしてくれることになりました。その後、電気は復旧しなさそうなので、早々に支払を済ませ、帰ることにしました。真っ暗闇なので、お店の人がキャンドルを持ってビルの1階出口まで誘導してくれました。停電は、ホントついてなかったです~。チュニジア最後の夜なのに、チュニジア料理をゆっくり味わえなかったのがとても残念でした。お料理はどれも美味しくて満足でしたが・・・。

チュニジアでは、どこのレストランでもどんなお料理もハズレはなく美味しいと思います。チュニジア名産のオリーブオイル、地中海の新鮮な魚介類、豚肉以外の肉類、野菜、果物、スパイス、パン・・・と、食材に恵まれています。そして、イタリア、フランス、モロッコ、ギリシャ、トルコなど・・・の近隣国の料理の影響も強く受けているようです。

昨年、チュニジアを訪れる前に、大阪にあるチュニジア料理店へ3度も行きました(その記事はこちら→最近のこと、いろいろ・・・の後半部分)。ここでのお料理が美味しく気に入り、以前から訪れてみたかったチュニジアへの旅行を決心したのでした。本場でのチュニジア料理も楽しみで、期待どおり(以上!?)でした!帰ってからもチュニジア料理が恋しくなり、このお店へ行きたかったのですが、なかなか機会がなく、家で自分で作ったりしてました。最初にこのお店に一緒に行った友達2人と先月食事会をした時に、次回の「9月の誕生日会(偶然にも3人共9月が誕生日で...)」をチュニジア料理のお店でしようということになり、友達が早速予約もしてくれて、9月上旬、久しぶりにチュニジア人シェフが作るチュニジア料理が食べれることになりました。楽しみです~♪

さてと~、料理の話はこれくらいにして、チュニスの続きです...。

帰り道、ハビブ・ブルギバ通り(Av. Habib Bourguiba)を歩いていると、ライトアップされた美しい建物[ぴかぴか(新しい)]"国立劇場(Théâtre Municipal)"の前を通りました。

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チュニスのメイン通りの"ハビブ・ブルギバ通り(Av. Habib Bourguiba)"と、時計塔↓。

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 パリでいうところの、シャンゼリゼ通りって感じかな!? 夜遅くまで賑わっています。

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(左↓)チュニジアで飲んでいたミネラル・ウォーター"Safia"。

                          キヨスクで買ったチュニジアの新聞"La Press"(右↓)              

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チュニジアを発つ日の朝、3泊したホテル(Hôtel Africa)の玄関

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ホテルのドアマンが、通りを走るタクシーを止めてくれようとしていると、スーツケースを持った私達の姿を見つけ、2台程タクシーが前に停まりました。運転手が私達のスーツケースをトランクに入れようと近づくと、ドアマンがインチキタクシーと見極めたのか、そのタクシー運転手に断ってくれました。そして、ドアマンが選んで停めてくれたタクシーに安心して乗り込みました。正規メーターを使っていて、良心的な価格でした。さすが、ドアマンがいいタクシーの見分けをつけてくれたようで感謝でした。

いよいよ、チュニジアともお別れ...。チュニス・カルタゴ空港にて。

チェックインカウンター付近↓              2F出発ロビー↓

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2F出国入口↓                    ラウンジ(利用できませんでしたが...)入口付近↓

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搭乗ゲート入口↓                     機内食[レストラン]

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パリ⇔チュニス間(エールフランス)のフライト[飛行機]往復共、機内食に見慣れないカードが置かれていました。そのカードには、以下のように記されてました。

「garantit ce repas sans viande de porc(フランス語)/guarantees that this meal does not contain pork(英語)」=この食事には豚肉を使ってないことを保証します、というような内容。

なるほど、豚肉を忌避するイスラム教徒も搭乗しているからでしょうね。以前、イスラム教徒が多い国である、マレーシアやシンガポール(JALとシンガポール航空利用)、ブルネイ(ブルネイ航空利用)へ行った時には、いずれも機内食にこういう表記はなかったように思いましたが...。

チュニス・カルタゴ空港を離陸して、地中海上空、その後フランス上空を飛行しました~[飛行機]

フランスのコート・ダジュール付近に近づくと、機長の機内アナウンスで、「右側にニース、モナコなどが見えます・・・」と、その後のフランス上空の飛行ルートの簡単な案内がありました。この旅行の半年前に行ったニース、モナコを上空から見たかったのですが、席はあいにくの左側で見えませんでした。それでも、地中海岸の様子が綺麗に見えました。まるで、Google Mapを見ているようでした!本当のGoogle Mapで確認すると、フランスのアンティーブ周辺でした。

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                                   ↓フランス国内の雪山の上空

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                                ↓飛行機から見えた、さらに上空の飛行機雲

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その後、パリ、シャルル・ド・ゴール空港に到着し、パリ市内で2泊した後、帰国の途につきました。

長~く続いたチュニジア旅行記は、今回でやっと終了です。私の拙いブログをいつも見ていただきまして、本当にありがとうございました。nice!やコメントもたくさんいただきまして皆様に感謝しています。

チュニジア旅行記は終わりましたが、その後に寄ったパリ(まだ紹介していないところ...)、さらに今年5月のフランス旅行の紹介を続けていく予定です。よろしければ、またご訪問いただけると嬉しいです。

今後もどうぞよろしくお願い致します。


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ハマメット② [チュニジア]

ハマメットの続きです...。

地中海を眺めながらミント・ティーを飲んで、一息入れてからカスバを訪れました。

"カスバ(Kasba)"は、隣接するメディナを守るために造られた要塞。荒れ果てていたところ、1977年~79年にかけて大規模な修復が行われ、現在の姿になったそう。

窓口で入館料と撮影料を支払って、カスバ内へ。私たちのような見学者らしき人は少ないものの、何だか"異様な光景"でした...。見学者とは明らかに違った人々がたくさん居ました。詳しくは後ほど・・・。

先に、カスバの上階へ行って、カスバからハマメットの街並みや地中海の眺めを楽しむことにしました。

隣接のメディナ(旧市街)の様子↓。上から見ると、やはり白い家々が多く目につきました。カスバを訪れる前に、メディナをぐるっと回ったところ、チュニスやスースのメディナよりはこじんまりとしていました。そして、ここでも片言の日本語(「コンニチワ~」程度...)で話しかけられたりもしました。

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上からメディナの商店の様子を見下ろすと・・・↓。

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 浜辺の様子(左)と、ミント・ティーを飲んだカフェ(右)。

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チュニジアらしい(!?)素朴な海辺の景色・・・↓

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西日に照らされた地中海の眺め↓にも、しばしうっとり...。

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さて、カスバに入って"異様な光景"という正体はこれら(↓)でわかるかしら・・・?

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これら(↓)もそれに使われる一部なのか、元々カスバに置かれているものなのか...!?

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"異様な光景"というのは、こんな感じ・・・↓。

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ちょうど、映画の撮影中でした。それも役者さん達の衣装の様子から歴史映画っぽい感じ!?

カスバの上階を歩いていると所々で、待機中の役者さん達が衣装を着たままごろっと寝転んで居て、私達が近付くと、気づいて目を覚まし、笑顔で微笑んでくれたりも...。有名なのか無名なのかわからない役者さん達でしたが、イケメン揃いでした・・・。

カスバの上階から眺める地中海(ハマメット湾)、いよいよ本当に見納めとなりました。

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夕日が地中海に沈む様子はこれ↓以上に美しいだろうな~と思うと、その頃まで残って居たくなりましたが、チュニスへ戻る電車の時間があるので、名残惜しく去ることに・・・。

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下へ降りてカスバを出る前に、撮影シーンをじっと見ていると、映画の関係者らしき人が話しかけて来て、「迷惑かけてごめんね~」みたいなことを言われました(きっと、映画の撮影のために、カスバ内が自由に行き来できなかったからだと思います)。何の映画か知りたかったので、その方に「チュニジアの映画ですか?」「映画のタイトルは?」と聞くと、ちゃんと教えてくれました。タイトルはせっかく教えていただいたのに残念ながら忘れてしまいましたが、イタリア映画とのことでした。「公開されたら見ますね~」と言うと喜んでくれました。でも、日本で公開されるのかどうかわかりませんが・・・。この撮影が昨年の11月下旬だったから、もう本国(イタリア)では公開されているのかな~と思います。どなたか、この映画のタイトル、ご存知だったらぜひ教えてください!(最近、映画館へ映画をちょくちょく見に行ってますが、まだこの映画らしき予告編は見ていません。やはり日本での公開はないのかなぁ~。)

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カスバを出ると、ちょうどタクシーが1台停まっていたので、そのタクシーで駅へ向かいました。

ハマメットの可愛らしい駅舎・・・↓。

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駅で待っている私達の長~い影(左)。線路沿いを歩く地元の人!?(右)

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ハマメットから乗車したローカル電車。

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途中のビル・ブ・レクバで乗換え、チュニスへ向かう特急の車窓より...。

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チュニジアの最終日にふさわしく、美しい夕焼けでした[ぴかぴか(新しい)]

次回のチュニジア旅行記は、首都"チュニス"について...、いよいよ最終回の予定です。


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ハマメット① [チュニジア]

ナブールのバスターミナルから"ヤスミン・ハマメット"行のバス[バス]に乗車し、ハマメットの町中のバス停で降りました。路線バスなので、途中、学生達の下校時間と重なり、超満員状態に・・・。バス停ごとに、降りるのにも乗るのにも時間がかかり、30分程で着くところ1時間近くかかってしまいました。

ここで、"ハマメット(Hammamet)"について、少し...。

~チュニスから東南へ約60km。ボン岬のあるリゾートのなかでも老舗中の老舗。歴史も古く、ローマ時代の179年に植民市が建設され、その後はヴァンダル、ビザンチン、アラブ、ノルマン、スペイン、マルタ騎士団などによりこの地を代わる代わる占領されたそう。アラブに再占領されてから"メディナ"や"カスバ"が造られ、フランス植民地時代には鉄道や道路がもたらされたり、リゾート地として開発されました。

ハマメットから南へ10km程の"ヤスミン・ハマメット(Yasmin Hammamet)"の方がリゾート地として人気があるところです(今回は、行かなかったけれど...)。50もの大型リゾートホテルが立ち並び、プライベートビーチがあったり、タラソテラピーの施設が備えられています。ちなみに、チュニジアはフランスに次ぐ世界2位のタラソ王国だそう...。~

バス停から海側へ向かう途中に巨大な鳥かごがありました。中には鳥が飼われていました。(写真では見えにくいかも...!?)      

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海へ向かう途中にあった"11月7日広場"

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バス停から徒歩5分程で海辺に辿り着きました。カラフルな小船が雑然と置かれている浜辺を目にした時は、思い描いていたリゾート地というよりは、寂びれた漁村のよう...というのが最初の印象でした。でも、しばらく海辺を眺めていると、人も少なく静かで整備されてない素朴なこういう景色もいいものだなぁ~と、最初の印象よりだんだんよくなってきました。そして、ここでの地中海がこの旅での見納めとなるので、しばし海や波を眺めたり、たくさんの写真を撮ってしまいました[カメラ]

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沖の方を見ると、太陽がスポットライト[ひらめき]のように1艘の舟を照らしているようないい感じに...。

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ズームにしてみると、舟のシルエットもお洒落で絵になる感じでした・・・[ぴかぴか(新しい)]

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陸側には、立派な塀で囲まれた"カスバ(Kasba)"と呼ばれる要塞がありました。

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カスバと海の間にカフェ[喫茶店]があり、海を眺めるのに良さそうだったので、後ほど入ることに・・・。

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海沿いとカスバ、メディナの塀に沿って遊歩道があり、ココを歩いてみました。

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塀の上を見上げると、白い家やオブジェがあったり...

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チュニジアではもう見慣れてしまった、青い窓枠などをもつ白い家もありました。

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遊歩道の先にはまた浜辺があり、釣りをしている人も。何が釣れるのかしら~!?

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この浜辺から上がると、南国っぽい美しい広場でした[リゾート]

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カスバ、メディナの外側を通って戻り、先程の海沿いのカフェ[喫茶店]に入り、ミント・ティーを注文しました。

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地中海を眺めながら飲むミント・ティーは格別でした。少し甘いですが、ミントの香りがすっきりと爽やかに口の中に広がり、歩き疲れた体を癒やしてくれました~[揺れるハート]

カフェで少し休憩した後に、要塞の"カスバ"を訪れました。

その様子は、次回につづく・・・。


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