チュニス~2、3日目の夜と、チュニジア→パリ~ [チュニジア]
チュニジアの首都、チュニスには3泊滞在しました。既に、チュニスへ到着した1日目と、3日目の朝に訪れたバルドー美術館についてはそれぞれ紹介しましたので、今回はそれ以外の2日目と3日目の夜(主に夕食)と パリへ向かうフライトまでをまとめてみました。(これまでのチュニスの記事はこちら → チュニス~1日目~、チュニス~バルドー美術館~)
まずは、チュニス2日目(スース、モナスティールを訪れた日)の夕食です。
"地球の歩き方・チュニジア"に載っていた、新鮮なシーフードが自慢という「ル・カルタージュ(Le Carthage)」というレストランへ行ってみました。
「ル・カルタージュ(Le Carthage)」(1階がバーで、2階がレストラン)
(左)チュニジアのビール"セルティア"と、ハリッサとオリーブ (右)サラダ・メシュイーヤ
サラダ・メシュイーヤは、野菜(主にピーマン)を焼いて砕き、オリーブオイルとチュニジアのスパイスを和えたものです。ピリッと辛いけれど、癖になる味でどこのお店でも注文しました。お店ごとに味が微妙に違いました(辛さも違う...)が、どのお店も美味しかったです。チュニジアから帰ってから何度か家でも作っています。
(左)魚料理。多分、マスだったかなぁ。。。 (右)フリットと...、何料理だったか忘れました~。
(左)海老のグリル、 ソース(ピリ辛味)付。 (右)デザートに、チョコレートとオレンジのアイス。
ココのお店は、早目に行ったので入れましたが、少しすると満席になりました。料理も美味しく、店内の雰囲気もよかったです。"砂漠のバラ"(砂で出来たオブジェ...)にライトを照らして飾ってあるのが素敵でした。写真に撮っておけばよかった...。
次は、チュニス3日目(ナブール、ハマメットを訪れた日)の夕食です。
雑誌「旅~チュニジア特集~/2007.2号」に掲載されていた「Le Pacha(ル・パシャ)」というレストランへ行きました。メディナのフランス門からすぐのジャマー・エズ・ジトゥナ通りに入り、すぐ右のビルの2階、テラス席もあります。
ビルの入口はちょっと暗めですが、階段からイスラムっぽい雰囲気でした。
店内の様子。天井や壁に貼られたイスラミック・タイルが美しく、料理を待っている間、他にお客さんが居なかったので撮ってみました。
このお店ではチュニジアの郷土料理を食べることができます。チュニジア最後の夜なので、ワインでも・・・と思っていたのですが、メニューを見ても見当たらず、お店の方に尋ねると、「アルコール類はおいてません...」ということで、飲み物はミネラル・ウォータにしました。イスラム国家なので、このようにアルコール類を扱っていないお店もあるようです。しばらくは、私達以外お客さんが居なかったので、ここでもお店の方といろいろお話出来ました。
(左)ハリッサやパンなど... (右)またもや、サラダ・メシュイーヤ
このお店の名物料理"子羊の煮込み、サフランライス付"(2人前、サフランライス付、TND38≒¥2,600)
素焼きの壷で野菜と一緒に煮込まれた子羊のお肉が、柔らかくまろやかで美味しかったです。サフランライスはなくてもよかったかも...。
"クスクス"も注文したのですが、「2人でも量が多過ぎて食べきれないと思うので、サービスで少量だけ(...!?)作ってあげるよ」ということに・・・。運ばれてくると、具は野菜だけでしたが、かなりのボリュームでした...!
(左)サービスの"クスクス" (右)ミネラル・ウォーター"Safia"
さて、メインのお料理を食べている最中、突然、真っ暗になりました。停電でした。その少し前に入店され、私達のテーブルの後ろに居た現地の会社関係らしきお客さん達も驚いていました。すぐに電気がつくかと待っていましたが全くつかず、お店の人に「暗くて食べられない・・・」と言うと、さらにキャンドルをいくつか持ってきてテーブルに置いてくれて、少しは明るくはなったのですが...。お店の人もどうすることも出来ず行ったり来たり...。このお店のビルやその辺り一帯が停電しているとのことでした。
結局、お腹もいっぱいになり全部は食べきれず、食後にミント・ティーもサービスしてくれることになりました。その後、電気は復旧しなさそうなので、早々に支払を済ませ、帰ることにしました。真っ暗闇なので、お店の人がキャンドルを持ってビルの1階出口まで誘導してくれました。停電は、ホントついてなかったです~。チュニジア最後の夜なのに、チュニジア料理をゆっくり味わえなかったのがとても残念でした。お料理はどれも美味しくて満足でしたが・・・。
チュニジアでは、どこのレストランでもどんなお料理もハズレはなく美味しいと思います。チュニジア名産のオリーブオイル、地中海の新鮮な魚介類、豚肉以外の肉類、野菜、果物、スパイス、パン・・・と、食材に恵まれています。そして、イタリア、フランス、モロッコ、ギリシャ、トルコなど・・・の近隣国の料理の影響も強く受けているようです。
昨年、チュニジアを訪れる前に、大阪にあるチュニジア料理店へ3度も行きました(その記事はこちら→最近のこと、いろいろ・・・の後半部分)。ここでのお料理が美味しく気に入り、以前から訪れてみたかったチュニジアへの旅行を決心したのでした。本場でのチュニジア料理も楽しみで、期待どおり(以上!?)でした!帰ってからもチュニジア料理が恋しくなり、このお店へ行きたかったのですが、なかなか機会がなく、家で自分で作ったりしてました。最初にこのお店に一緒に行った友達2人と先月食事会をした時に、次回の「9月の誕生日会(偶然にも3人共9月が誕生日で...)」をチュニジア料理のお店でしようということになり、友達が早速予約もしてくれて、9月上旬、久しぶりにチュニジア人シェフが作るチュニジア料理が食べれることになりました。楽しみです~♪
さてと~、料理の話はこれくらいにして、チュニスの続きです...。
帰り道、ハビブ・ブルギバ通り(Av. Habib Bourguiba)を歩いていると、ライトアップされた美しい建物の"国立劇場(Théâtre Municipal)"の前を通りました。
チュニスのメイン通りの"ハビブ・ブルギバ通り(Av. Habib Bourguiba)"と、時計塔↓。
パリでいうところの、シャンゼリゼ通りって感じかな!? 夜遅くまで賑わっています。
(左↓)チュニジアで飲んでいたミネラル・ウォーター"Safia"。
キヨスクで買ったチュニジアの新聞"La Press"(右↓)
チュニジアを発つ日の朝、3泊したホテル(Hôtel Africa)の玄関
ホテルのドアマンが、通りを走るタクシーを止めてくれようとしていると、スーツケースを持った私達の姿を見つけ、2台程タクシーが前に停まりました。運転手が私達のスーツケースをトランクに入れようと近づくと、ドアマンがインチキタクシーと見極めたのか、そのタクシー運転手に断ってくれました。そして、ドアマンが選んで停めてくれたタクシーに安心して乗り込みました。正規メーターを使っていて、良心的な価格でした。さすが、ドアマンがいいタクシーの見分けをつけてくれたようで感謝でした。
いよいよ、チュニジアともお別れ...。チュニス・カルタゴ空港にて。
チェックインカウンター付近↓ 2F出発ロビー↓
2F出国入口↓ ラウンジ(利用できませんでしたが...)入口付近↓
搭乗ゲート入口↓ 機内食↓
パリ⇔チュニス間(エールフランス)のフライト往復共、機内食に見慣れないカードが置かれていました。そのカードには、以下のように記されてました。
「garantit ce repas sans viande de porc(フランス語)/guarantees that this meal does not contain pork(英語)」=この食事には豚肉を使ってないことを保証します、というような内容。
なるほど、豚肉を忌避するイスラム教徒も搭乗しているからでしょうね。以前、イスラム教徒が多い国である、マレーシアやシンガポール(JALとシンガポール航空利用)、ブルネイ(ブルネイ航空利用)へ行った時には、いずれも機内食にこういう表記はなかったように思いましたが...。
チュニス・カルタゴ空港を離陸して、地中海上空、その後フランス上空を飛行しました~。
フランスのコート・ダジュール付近に近づくと、機長の機内アナウンスで、「右側にニース、モナコなどが見えます・・・」と、その後のフランス上空の飛行ルートの簡単な案内がありました。この旅行の半年前に行ったニース、モナコを上空から見たかったのですが、席はあいにくの左側で見えませんでした。それでも、地中海岸の様子が綺麗に見えました。まるで、Google Mapを見ているようでした!本当のGoogle Mapで確認すると、フランスのアンティーブ周辺でした。
↓フランス国内の雪山の上空
↓飛行機から見えた、さらに上空の飛行機雲
その後、パリ、シャルル・ド・ゴール空港に到着し、パリ市内で2泊した後、帰国の途につきました。
長~く続いたチュニジア旅行記は、今回でやっと終了です。私の拙いブログをいつも見ていただきまして、本当にありがとうございました。nice!やコメントもたくさんいただきまして皆様に感謝しています。
チュニジア旅行記は終わりましたが、その後に寄ったパリ(まだ紹介していないところ...)、さらに今年5月のフランス旅行の紹介を続けていく予定です。よろしければ、またご訪問いただけると嬉しいです。
今後もどうぞよろしくお願い致します。