ナブール [チュニジア]
バルドー博物館から再びチュニス鉄道駅へ戻って来て、ナブールへ向かいます。
"ナブール(Nabeul)"について、少し...
~ボン岬半島の中心都市で、"ナブール焼"といわれる陶器の名産地として知られています。ナブールへの電車での行き方は、チュニスからまず南東へ約60kmのところにある"ハマメット(Hammamet)"という町を経由して、さらにそこから北東へ海岸沿いに約15kmのところです。ハマメットからナブールへ続く海岸沿いには、リゾートホテルも建ち並んでシーズンになると賑わうそうです。~
ハマメット、ナブールへの直通電車は1日2本しかなく、それ以外は、途中、"ビル・ブ・レグバ(Bir Bou Regba)"という駅で、ローカル電車に乗換え、ハマメットを経由してナブールへ行くことになります。 (チュニス~ビル・ブ・レグバ~ナブールの所要時間:1時間10分)
エクスプレスは、前日に乗ったのと同じ新しい車両でした。乗換駅のビル・ブ・レグバ駅で、チュニスから乗って来たエクスプレス(左下)。乗換えたローカル電車のオンボロ車両内の様子(右下)。
ローカル電車の車窓から・・・
羊が放牧されていたり...↓ オリーブ畑では、オリーブの実の収穫中だったり...↓
白い家が建ち並んでいたり...↓ 羊のいる草むらの向こうに、地中海が見えたり...↓
車窓からの景色を楽しんでいると、反対側の席に座っていた女性が話しかけてきて、「こちら側の方が景色が綺麗よ。海が見えるわよ。」と、教えてくれたので、反対側の席に移ってみました。そうすると、その女性がいろいろと話しかけてきてしばらくお喋りしました。
その女性はチュニス在住の方で、その日は仕事が休みだからナブールへ行って独りのんびり過ごすとか。ナブールにはオフの日によく行かれるそうで、お気に入りのカフェで読書をしたり...浜辺で海を眺めたり...と、まったりされるそう。首都チュニスの喧騒を離れて、郊外の海辺の美しい町でリフレッシュするという休日の過ごし方もいいなぁ~と素敵に思えました。
お喋りしている間に、終点ナブールに到着しました。
ナブール駅(Gare de Nabeul)↓
女性のお勧めで自分もこれから行くというカフェを教えてくれて別れたのですが、結局時間がなくて行けませんでした。
駅を出て、右側に行くとビーチの方へ、左側に行くとナブールの町へ出ます。ビーチにも魅かれたのですが、この次に行く町も海沿いにあるので、ここでは町へ出ることにしました。
駅前の"11月7日広場"ロータリーにあるナブール焼の巨大植木鉢↓
2~3分歩くと、おみやげ物屋が続く通りの入口(↓)に出ます。
↑のアーチをくぐると、観光客で賑わっています↓。
この通りで、チュニジア料理のスパイス数種と、ナブール焼の陶器やおみやげをいくつか買いました。スパイス数種は、チュニジアの物価からはとても高く、ぼられてしまいました。高すぎると言ったものの、高価なサフランが入ってるからとか何とか言われて...。支払前に、ミント・ティー(紅茶の葉)はタダで入れてあげると言われ喜んでいたけれど、ちゃんと先にそれぞれの値段を聞いてから入れてもらわなきゃいけないなぁ~と痛感しました。
ナブール焼の陶器は、お店で念入りに綺麗なものを選んだはずが、やはりよく見ると雑な仕上がりで使う気にならず・・・。食器としてでなく、小物入れに使うことにしました。
おみやげ物屋通りから出て、今度は"サラマ・モスク(Mosquée Salama)"へ・・・↓
モスク入口の美しいファサード(柱廊玄関)↓ (入れないので外から見るだけ...)
ドームの後ろに太陽が重なると、こんな感じ(↓)に撮れました...
モスクのミナレットとチュニジアの国旗・・・↓
町歩き中に目にした美しい家の装飾・・・
町中で、羊の群れに遭遇しました。(ちょっと薄汚かったけど、羊好きの私は嬉しくって...)
オレンジのモニュメント(町のシンボルのオレンジと、ナブール焼の陶器)↓
ナブールはこじんまりとした美しい町でした。時間があれば、地中海沿いのビーチへも行ってみたかったのですが...。ビーチは、次に訪問する町"ハマメット"までお預けに・・・。
ナブールからハマメットまでは、乗ってきたローカル電車でも行けますが、本数が少ないので路線バス(30分に1本、所要30分)を利用しました。ハマメット行のバスは、ナブールの西側にある、"西バス&ルアージュステーション"から出ます。
次回は、"ハマメット"編の予定です。いよいよ(やっと...!?)、チュニジア旅行記も終盤(あと、2回くらい!?)です。
★☆★ 追記 ★☆★
Mimosaがナブールで購入した、ナブール焼です...↓。