サン・ジャン・ド・リュズ～フランス・バスク～

久しぶりのブログの更新となりました...。

まだ、昨年（2009年）5月のフランス旅行の続きです。 もうしばらくお付き合い下さいませ...。

スペイン、サン･セバスティアンからアンダイエで電車を乗り継ぎ、バイヨンヌに戻る途中にある、サン･ジャン･ド･リュズ（St-Jean-de-Luz）という町に寄りました。

～サン･ジャン･ド･リュズについて～

スペイン国境からすぐ、海沿いの小さな町で、夏にはヨーロッパ各地からのヴァカンス客で賑わうリゾート地です。1660年にルイ14世がスペイン王女マリー・テレーズと結婚式が行われた"サン・ジャン・バティスト教会"や、当時のルイ14世が滞在した"ルイ14世の館"などの歴史的な見所があります。また、白い壁に赤い窓枠のバスク風の建物が多く、可愛らしい町並みです。さらに、バスクを象徴する7本（←バスクの7つの地方を表わしているそう...）のストライプが特徴である「バスク織」の本場だったり、リゾート靴「エスパドリーユ」が生まれた町としても知られています。

駅から町の中心までは徒歩5分程。ここではまず先に、買い物へ...。「エスパドリーユ」と「バスク織」のかばんやクロス等を探しに、幾つかのお店に入ったのですが、特に気に入るものがなく、買うのを諦めました。結局、バスク織は何も買えなかったのですが、エスパドリーユは翌日にビアリッツで買いました（次々回紹介予定...）。

次に、ビーチの方へ行ってみました。天気もイマイチなので、海の眺めもイマイチ。人も少なく冬のような海でした...。

　

ズームにしてみると...↓

　　　　　　　　　　　　　（ほぼ同じところの、晴れた日の写真は最後↓↓↓にあります...）

ビーチ沿いの遊歩道"Promenade Jacques Thibaud"↓

　

遊歩道沿いに並ぶバスク風建築 ↓

　

遊歩道からビーチと反対側に伸びる路地↓

　

バスク風建築の壁に面白い（ちょっと不気味な･･･!?）レリーフを発見...↓

　

海沿いを離れ、街中を散歩していると、ニヴェル川の河口の小さな港（↓）に出てきました。

　

↑の写真、港を挟んで向こう側は、隣町のシブール。こちらもバスク風建築が目立ちました。

その港沿いに建つ、王女（スペイン王女、マリー･テレーズ）の館（Maison de l'Infante）↓ （右端一番手前）

　

港からすぐ近く、カフェが連なり賑わっていた、ルイ14世広場（Place Louis ⅩⅣ）↓

　

↑写真の中央より少し右の上部に見える塔は、サン・ジャン・バティスト教会（Eglise Saint-Jean-Baptiste）。ここは訪れなかったのですが、1660年にルイ14世とスペイン王女のマリー･テレーズの結婚式が行われた教会だそう。

ルイ14世が滞在したといわれる、ルイ14世の家（Maison Louis ⅩⅣ）↓

　

ルイ14世の家の下にあるカフェ↑に入ってひと休み...。

ルイ14世広場にある、他のカフェの様子...↓

　

街を離れ、バイヨンヌへ向かう為、駅へ向かいました。

SNCF、サン・ジャン・ド・リュズ シブール駅（Gare de St-Jean-de-Luz Ciboure）↓　この駅舎もバスク風建築!?

　

この日は時刻通りの電車の運行で、予定通りの時間にバイヨンヌへ帰れました。

そして、その翌日・・・。

リューヌ山への行き帰りにもこのサン・ジャン・ド・リュズ シブール駅を利用しました。リューヌ山からの帰り、ビアリッツへ向かう電車が事故の影響で遅延の為、またサン・ジャン・ド・リュズの町とビーチへ行き、そこでランチをしました。

ビーチ沿いのカフェで食べた、ムール貝とフリッツ↓。ロゼワインと共に...

　

中央の水（=carafe d'eau）が入っているのは、「ボデガ（Bodega：スペイン語）」というバスクのグラス。そして、グラスの赤いマークは、バスクのシンボルマークです。それから、お皿もバスク柄（赤と緑はバスクの国旗の色だそう...）です。

食後に、海沿いの遊歩道を散歩...。

この日はいいお天気で、ビーチでは日光浴をしている人達が多かったです。前日の鉛色の空と海の写真とほぼ同じところなのに、全く違う光景のようです...。

　

　

ビーチでのんびりしたかったけれど、これからビアリッツへも行かなきゃ...！ビアリッツも海沿いのリゾート地なので、ここは諦めて駅へ向かいました。

結局、駅では1時間以上電車を待つ羽目に...。やっと来たパリ行きのTGVに乗り、15分程でビアリッツの駅に到着しました。

次回は"リューヌ山"を...、次々回に"ビアリッツ"を紹介予定です...。　

コメント 13

晴れると光が全然違いますね、南フランスはこういう明るさが似合う感じです。
陽のもとで日光浴は気持ちよさそうです。そしてカフェで休息をとったりしたいな。
バスク地方の家並みはとても素敵ですね。
by いっぷく (2010-03-17 20:29) 

晴れてるとこんなに人が集まってくるんですね～
お食事も美味しそう・・・
それにしても乗り換えの便が悪くて大変でしたね。
by めぎ (2010-03-18 03:27) 

建物が角錐形でかわいらしいですねぇ。ムール貝とフリッツと言えば、ベルギーと食文化が似ておりました。仏語が出来ない私は、電車に乗るにもひと苦労しそうです。

by 好(ハオ）くん (2010-03-18 20:43) 

街並みが素敵ですね。
街路樹も変わってます。
雰囲気ありますね。
by naonao (2010-03-18 21:18) 

マリー・テレーズという名前の歴史上の人物、多いですよね。思わずブルボン家の家系図を観てしまいました。
落ち着いた浜辺の街ですね。波も静かで、のんびり過ごせそうですね。
by Bonheur (2010-03-19 00:01) 

赤と白の建物がホントに可愛らしくて、町並に溶け込んでますね。
フランスはパリと、秋にはじめてモン・サン・ミッシェルに行っただけで
ほかの地方を知らないので、読んでて楽しいです(^_^)
by pica (2010-03-19 01:28) 

バスク地方の建物は白壁に赤い窓枠でとても明るいのですね。私はMimosaさんのブログで初めて見たと思います。フランスは本当に見所の多くて楽しい国ですね～！
いろいろ見てみたいと、ビーチなどでゆっくり出来ないのが残念ですよね。私もそういう旅が多いのです。赤と緑のお皿や水の入ったグラスもかわいいですね♪
by rino (2010-03-19 14:21) 

写真だけ見させてもらってると、フランスだということを忘れそうです。
バスク風建築というのも初めて知ったのですが、かわいいんですね～。
壁のレリーフはちょっとドキっとしますけど＾＾;
やっぱり晴れた海は良いですね♪
by mint_tea (2010-03-19 21:09) 

久々の登場を楽しみにお待ちしていました～(^^)/
かなりターゲットを絞ったコメントですが、リゾート靴というのはどんな靴？？
リゾート地を軽やかに楽しむ、爽やかな靴(←なんだこのたとえ・・）
もしかしたら、僕が知らないだけで、見たことがある靴かもしれません。
次々回のMimosaさんチョイスの、エスバドリーユ登場が待たれるところです。
晴れてるビーチをリゾート靴でのんびり散歩したいものです♪
でも、晴れと曇りでは、海の色まで違うように見えますね！！ちょっと驚きです。。。
by 自由人 (2010-03-20 18:49) 

バスク風建築の白とエンジがキレイですね♪
しかし、どうしてヨーロッパ建築って、人面好きなのかしら(^^;
いつも不思議に思います。
by gon (2010-03-22 01:45) 

白い壁のタペストリー風のデザインも、バスクのシンボルマークっぽいですね。
街路樹の名前分かりませんが、スペインのブルゴスでも、同じ木のりっぱなアーチがありました。
お皿にまで、国旗をデザインしてしまうなんて、さすが誇り高きバスク人！
by kazu-m (2010-03-22 07:20) 

☆Krauseさん･･･
いつもnice!ありがとうございます~。

☆ほりけんさん･･･
いつもnice!ありがとうございます~。

☆あんぱんちーさん･･･
いつもnice!ありがとうございます~。

☆rebeccaさん･･･
いつもnice!ありがとうございます~。

☆いっぷくさん･･･
天気がいいと、景色も気分もよくなりますね～！
この海の遥か向こうは、いっぷくさんのいらっしゃるイギリスへと続いてると思うと、海って不思議ですね...☆
駅で長く待つくらいなら、カフェに入って海とバスク風の家並みを眺めながらのんびりしたかったです～♪

☆アヨアン・イゴカーさん･･･
いつもnice!ありがとうございます~。

☆めぎさん･･･
1日違いとは思えないくらい、いいお天気になるとビーチが活気づいてました！
海を眺めながらの食事は、いっそう美味しく思えましたよ。
電車の遅れは大きな事故があったから仕方ないけれど、大移動の日じゃなくてまだよかったです～。

☆ハオくん･･･
建物好きの私にはたまらないくらいの可愛い家並みでした...♪
そうそう、ムール&フリッツはベルギー料理ですよね。ベルギーでは食べて来られましたか?　私は大好物なので、フランスでもよく食べてます～❤ ちなみに、ここは海沿いのカフェで、フランスにもあちこちあるベルギーのチェーン店ではなかったですけどね！

☆naonaoさん･･･
この町の街並みも街路樹も可愛らしい雰囲気がありましたよ。
歩いてて、楽しくなる町でした...♪

☆Bonheurさん・・・
マリー・テレーズはあちこちで耳にするような気がしますね。よくある名前だったのかしら?　
美しいビーチ、可愛い街並みで素敵な町でした。ビーチは夏前だからか、ヴァカンス客も少なく穏やかでした...♪

☆junkoさん・・・
いつもnice!ありがとうございます~。

☆picaさん・・・
バスク風建築は赤と白で可愛らしい印象でした。
フランスの地方はどこもそれぞれ特徴があり、素敵な町（村）が多いですよ。なので、picaさんも今度はぜひフランスのどこか地方を訪れてみて下さいね。どこも期待を裏切らないと思いますので、ぜひ...♪

☆りんこうさん・・・
いつもnice!ありがとうございます~。

☆rinoさん・・・
バスク地方も見所がたくさんあって、楽しいところですよ～。
rinoさんもフランスのあちこちを旅されてますね。そのうち、バスクにも足を延ばしてみてくださいね。
旅行中、欲張ってあちこち回り過ぎると、ビーチなどでゆっくり出来なくなってしまいますね。
ちょっとした食器などでもその地方のものだと嬉しくなってしまいます...♪

☆mint_teaさん・・・
フランスっぽくないですか～? 確かに、バスク風建築は独特なのでパリの街並みのイメージとは全く違うかも...。
バスクの家自体は可愛らしいのですが、よ～く見ると、壁のレリーフはちょっと意味不明な感じ（???）...でした。
そういえば、この時の晴れた海以来、それっきり海を見ていないような...（悲）。

☆自由人さん・・・
楽しみに待っていただいてありがとうございます。ずっと忙しくて、もう長いこと更新出来なかったので、忘れられているかも...と、不安でした！
エスパドリーユ、本来はリゾート靴っていうのかな、もっといい言い方があったのかもしれないですが...。でも、自由人さんのご想像どおり、夏のビーチなどで軽やかに履ける靴だと思いますよ。素足で履ける麻素材なので爽やかさもあると思います！
次々回には、恥ずかしながら、私のエスパドリーユを紹介しますので、もうしばしお待ちを...。
そうそう、天気によって海の色が違って見えるのも不思議ですよね～！！

☆gonさん・・・
バスク風建築は他ではみかけたことがなく、独特ながらも気に入りました♪
そういえば、ヨーロッパ建築にはよく人面付きですね。どうしてなのでしょう???
魔除けの役目でもあるのかしら?

☆kazu-mさん・・・
さすが、よくぞ見つけられましたね。そうなんです、壁のタペストリーにもバスクのシンボルマークが入ってるのです！
街路樹の名前は私もわからないですが、南仏でも確か同じような木を見かけたような...。
国旗のデザインのお皿は素敵ですよね～。でも、日の丸がデザインのお皿だと遠慮しちゃうかな～！
by Mimosa (2010-03-23 00:24) 

☆ぼんぼちぼちさん・・・
はじめまして。nice!ありがとうございます~。

☆PENGUINGさん・・・
はじめまして。nice!ありがとうございます~。
by Mimosa (2010-04-06 23:52)