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リューヌ山~フランス・バスク~ [フランス]

バイヨンヌ滞在3日目の朝、リューヌ山(La Rhune)を訪れる為、バイヨンヌ駅からまずは電車でサン・ジャン・ド・リュズ駅へ向かう予定でした。ところが、前日と同時刻の電車に乗るつもりで駅へ行くと、その日未明にボルドー近郊で起こった脱線事故の影響でダイヤがかなり乱れていました。30分以上待ってやっと乗車したのですが、次に乗り継ぐバスの時刻に間に合わないかもと気がかりでした。幸い、前日にバス停の場所と時刻をチェックしていたので、バスの出発時刻ちょうどにサン・ジャン・ド・リュズ駅に到着し、一か八か友達とバス停まで猛ダッシュ[ダッシュ(走り出すさま)]しました。すると、バスに乗り込む乗客が運転手さんと話していて何とか間に合い乗車出来ました・・・[あせあせ(飛び散る汗)]。(ちなみに、リューヌ山行きのバス&プチ・トランの連絡ダイヤは午前と午後に各1本ずつです。)サール(村)行きのバスで、途中のコル・ド・サンティニャスで下車(所要約20分)すると、目の前に"登山鉄道(=プチ・トラン/Petit Train de La Rhune)"の出発駅がありました。

そのプチ・トランの始発駅の駅舎↓ バスク風建築で可愛らしい...♡

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プチ・トランのチケット売場は既に何周にも行列が出来ていました。その列に並びチケットを購入すると、乗車予定(10時発)のプチ・トランには乗れず次の約半時間後のプチ・トランになりました。(季節や天候により、ダイヤが変わります。詳しくは⇒こちら

乗車したプチ・トランが駅に入って来るところを撮影↓

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海(大西洋)側が見える奥の席に友達と向かい合わせで座りました。

ここで、リューヌ山(La Rhune)について。。。

~フランスからスペインにかけて広がるピレネー山脈の一部で、標高905m。山頂はスペイン領です。眼下にバスク地方の美しい緑のパノラマが広がり、バスクで一番の景勝地として人気です。バイヨンヌからビアリッツ、サン・ジャン・ド・リュズの海岸線、さらにはスペインのサン・セバスティアンなども一望出来ます。~

山頂までは、可愛らしい古い木製のプチ・トランで急斜面を時速約8kmののろのろ速度で35分かけて登って行きます。このプチ・トランは、ミシュランガイドでは3つ星[ぴかぴか(新しい)]の絶景列車とか...。

山を少し上がったところで、プチ・トランから眺めた景色↓

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途中で、別のプチ・トランとすれ違ったので撮ってみました↓

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プチ・トランには窓ガラスがなく山間の爽やかな空気を直にたっぷり吸うことが出来、本当に気持ちよく癒されました。実は、ちょうどこの頃日本では、新型インフルによる大騒ぎ中でマスク着用率が一番高かった週の真っ只中で息苦しい日々だったとか...。そんな日本を脱出して、この旅行を決行してホントよかったね~と、友達と話しながらちょっとした幸せ[揺れるハート]を感じていたのでした。

私の大好きな羊(ブルビ!?)がたくさん居ました。そして、小型の馬(ポチョック)も...。のどかな風景が続きます。

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いつの間にか、かなり上がってきました...↓ちょうど雲の下辺りが海岸線です。

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ズームにして...、海沿いの街はサン・ジャン・ド・リュズです。

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リューヌ山へは登山も出来ます。登山中の人達をたくさん見かけました。ご苦労さまです~[あせあせ(飛び散る汗)]

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登山すると、いったいどれくらいの時間がかかるのでしょうか...?タイヘンそう~[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

あっという間に、山頂へ到着~♪

山頂からの景色(スペイン側)↓...。写真右側が、サン・セバスティアン方面(ちょっと見え辛いけど...)。

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山頂にもバスク風の建物がありました↓。 中には入らなかったのですが、カフェやお土産屋さんがあるみたい...。

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山頂駅で停まっていたプチ・トラン...↓

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帰りのプチ・トランも既にかなり並んでいたので、山頂からの景色だけを満喫し、早目に並び何とか乗れました。今度は反対側の席をとりました。

下る途中のフランス側の眺め・・・↓

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山頂から下りてきた方向を振り返ってみると...↓右端の建物らしきところが山頂駅

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こちらも、フランス側のピレネー山脈の山々です。

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所要35分の乗車でしたが、美しい景色を眺めているとあっという間で、気分も爽快でした。

降車した本物のプチ・トラン(右)と、"きかんしゃトーマス"っぽくイラストされた85周年記念の看板(左)

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こちらは、その85周年記念(!?)で貰ったポストカード↓

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帰りにもう一度、バス停から眺めたプチ・トランの駅舎・・・↓ 朝より、更に賑わっていました。

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駅舎のすぐ近くに、サールの名物「ガトー・バスク」の売店がありました。美味しそうでしょ!?

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サール「フランスで最も美しい村[ぴかぴか(新しい)]のひとつにも選ばれていて、ガトー・バスク(⇒"バスクのケーキ"という意味)の発祥の地でもあります。サールにはガトーバスク博物館もあるほど...。プチ・トランの出発駅もサールになりますが、村の中心はもう少し奥にある為、時間の関係上訪れることが出来ませんでした。そこで、ここの売店でガトー・バスクを2個(中がサクランボジャムとカスタードクリームのを1個ずつ)買いました。

この日の夜、ホテルでこのガトー・バスク↓を友達と分け分けして、2種類共味わいました。

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どちらも美味でしたが、私の好みでは、カスタードよりさくらんぼジャムの方がほどよい酸味がちょっぴりあって美味しかったかな~。さくらんぼは、バスクの名産でもあるし...。

バスク滞在中、唯一の"山バスク"を天候にも恵まれ予定通りに満喫出来ました[かわいい]。次回は、いよいよバスク旅行記最終章、 "海バスク"である大西洋岸最大のリゾート地[リゾート]"ビアリッツ"へ続きます...。


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めぎ

わ~素晴らしい眺めですね!すてき~~~~♪
そうなんです、実はMimosaさんが旅行なさった頃からこのイースターにバスクへ行く計画が持ち上がり、旅行記かぶっちゃうな~と思ってたんですよ。
でも、私はフランス側へもピレネーへも行かなかったので、ここで行った気になって楽しませていただいてます!特にお菓子には全く目を向けなかったので、こういうお菓子がバスクで名物だったのね~とびっくり。
昔、というかほんの数年前まではいつも電車とバスで旅をしてましたが、うちで車を買ってからはすっかり車の小回りの良さと電車の時間に縛られずに済む利点が気に入り、どこへ行ってもレンタカーするようになりました。その代わり駐車場を確保するのが時々大変ですけど。どんな旅にも利点と欠点がありますね~
by めぎ (2010-04-12 19:05) 

pi

見るからに空気が美味しそうですねーーー(^o^)丿
「ヤッホー」と叫びたくなったのは私だけでしょうか?

ガトー・バスク美味しそうです☆

by pi (2010-04-12 22:33) 

junko

プチ・トランでぴゅ~っと上って、す~っと降りてこれるんですか?
それで、こんな景色が楽しめるなんて・・・ サイコー!
お天気がいいから、遠くまで見渡せるし、ラッキーですね~(^^)
ガトーバスク美味しそう。
思わず、PCにかぶりつきそうになっちゃいました(*^^*)
by junko (2010-04-12 23:52) 

hideyuki2007y

気持ちよさそうですねー。ピレネー山脈は西欧から南欧に飛ぶときに通り過ぎただけなんですが、それほど高い山はないものの、こんなに気持ちよそうなハイキングコースがあったんですね。納得です。ガトー・バスクって結構ボリュームありそうです。
by hideyuki2007y (2010-04-13 01:14) 

pica

プチ・トランはずいぶんと高いところまで走ってるんですね。
プチなのに力もちって感じです。
新鮮な空気を吸って、のどかな景色を見て、心地よい風を受けて…
これは本当にリラックスできそう♪
私もガトー・バスクに釘付けです。おいしそうだもの(^_^)
by pica (2010-04-13 01:37) 

kazu-m

へ~!、可愛い登山列車ですね。
写真もとてもさわやかです。
しばらく、出張が続いているので、帰ってきたらゆっくりとコメさせて頂きます。
by kazu-m (2010-04-13 06:17) 

mint_tea

プチ・トラン可愛いですね。登山列車ってのんびりしてて好きです^^
窓ガラスがないと雨の日は吹きさらし?雨は少ないのかな。
外の空気が見るからに気持ち良さそうです~
それにしても脱線事故の翌日で、遅れてたとはいえ無事で良かったですネ。
バス停のチェックとかあらかじめされていてさすが~です。
ガトー・バスク美味しそうです!!
by mint_tea (2010-04-14 19:47) 

もとこさん。

Mimosaさんは晴れ女でしょう。 いつも素晴らしいお天気に恵まれていらっしゃるみたい。お陰さまで、私も存分に美しい景色を楽しませていただいています。
by もとこさん。 (2010-04-15 00:09) 

Mimosa

☆ほりけんさん・・・
いつもnice!ありがとうございます~。

☆めぎさん・・・
私も先日めぎさんのブログを拝見してびっくりしました!バスクへ行かれてたとは...!バスクという広い地域ではかぶっちゃいました(サン・セバスティアンも少しだけ...)が、めぎさんのスペイン側と私のフランス側とちょうど分かれてしまいましたね。私のブログはノロノロ更新なので、もう1年近く前のことで、タイムリーではなくなっちゃいましたしね...。
またいつか、フランスバスクもぜひ訪れてみてくださいね~。
私もスペイン側にもう少し時間があれば行きたかったくらいです。特にビルバオのグッゲンハイム美術館は以前から訪れたいところのひとつですが、フランス側からは遠すぎて諦めました...。
以前、アンダルシア地方(スペイン)を訪れた時はレンタカーがとっても便利でした。でも、道に迷ったり駐車場を探すのが厄介だったこともありましたね...。

☆piさん・・・
ホント空気が美味しかったですよ~!「ヤッホー」気分になりますね、叫ばなかったけれど...。標高がそれほど高くないので、酸素も薄くないし、快適でした...♪
ガトー・バスク、大きい方を買って帰りたかったくらいです~♡

☆junkoさん・・・
プチ・トランで楽に登って下りて、眺めも楽しめて便利でしたよ~。時間と体力があれば、こんないいお天気の日はハイキングも楽しいでしょうけどねっ♪
ガトー・バスク、ブログにアップしていたらまた食べたくなり、日本(大阪)でもどこかで売ってないかしら...と探しています。

☆Hideyuki2007yさん・・・
私もパリ~バルセロナ間のフライトでピレネー山脈(南側)を上空から眺めたことがあります。ほとんど真っ白な雪山でしたけど...。
今回の北側のピレネーは、南側より低くなだらかな山が多かった気がします。ハイキング向きの山でしょうね。
ガトー・バスク、小さいものでもボリュームありました。カロリーも高いかも...!


☆picaさん・・・
プチ・トラン、"プチ"ながらも見た目以上にパワーありましたよ。たくさんの人々を乗せて、山の斜面を登って行くなんてねっ!!
山でこれほどのいいお天気はラッキーでした。眺めはいいし、プチ・トランで心地いい風切って、新鮮な空気もたっぷり吸って、リフレッシュ出来ましたよ。もう1年程前のことになりましたが...。ガトー・バスクも恋しくなりました~♡

☆Krauseさん・・・
いつもnice!ありがとうございます~。

☆kazu-mさん・・・
どちらまで出張に行かれてるのでしょうか?出張中にご訪問いただきありがとうございます~。どうぞご無事でお帰りになられますように...。
木製の登山列車で、レトロな感じもよかったです。初夏の山は本当に爽やかでしたよ...♪

☆mint_teaさん・・・
プチ・トラン、可愛いでしょ!? 普段から急行電車に乗り慣れてると、プチ・トランのあまりのノロさに最初驚きましたが、慣れて来ると心地いい風を切り、眺めも楽しめ、写真もぶれずに撮れるし、いいことづくめでした。
冬期と天気の悪い日は、プチ・トランは運休になるようです。どおりで窓なしでも大丈夫という訳ですね~。
事前にバス停のチェックは、私ひとりだと怠ってましたが、友達が気付いてくれたお蔭で助かりました!
ガトー・バスク、素朴な味で美味しかったですよ~。

☆もとこさん。・・・
友達も私も晴れ女のようです...!この日の夕方と夜に、急に雨が激しく降ったのですが、幸い、食事でお店に入った矢先と、ホテルに戻ってすぐ...と、全く雨に遭わずラッキーでした。
天気がいいと景色も気分も違いますよね~!
by Mimosa (2010-04-18 00:05) 

自由人

ホンモノとイラストのコラボ写真はうまいこと撮影できましたね。
イラストのプチ・トランが、ホンモノの特徴捉えていて可愛らしすぎます。
可愛いという表現がぴったりの電車のように思いました。
何より窓がないのが、ダイレクトに自然を感じられて素晴らしい~♪。
でも、カーテンはあるんですね(日よけかな?)
途中駅は無いんですか?羊やお馬さんとふれあえる辺りで降りられるとか??
山頂駅の遠景のお写真がありましたが、一面が緑の山脈!!美しいですね~♪
ガトー・バスクのほどよい甘さが疲れた身体には心地よい食感(^_^)v
でもサクランボジャムというのがあるんですね・・・・これはちょっと自由人は興味が。
サクランボはバスクの名産であれば、お土産で購入されたのではないですか・・・
by 自由人 (2010-04-20 07:53) 

rino

お天気が良くて、まさに絶景ですね~!プチトランに乗って吹かれる風は最高だったことでしょうね。ピレネーの山々をこうして見せていただけて楽しませていただきました。
ガトーバスク、おいしそう。そうか、Mimosaさんのように少し買っておいて、夜のおやつにすればいいのですね。いつも、こういう土地のお菓子を食べ損なっているんです。
主人は甘いものには興味がないですし、すぐに素通りなので・・(^^;)
by rino (2010-04-20 16:32) 

Mimosa

☆自由人さん・・・
プチ・トランのイラスト、可愛いでしょ~!? ちょうど85周年イベントでこのイラストにお目にかかれてラッキーでした。ポストカードも貰えたし...!このブログのアップ時にプチ・トランのサイトを見たのですが、もうこのイラストは見かけませんでした。
プチ・トランのカーテン(赤×白のストライプ)は、日除けの為なのかなぁ~。山の景色と爽やかな空気を満喫するには、あまり必要ないような気もしました。
途中駅はないので、動物を見つけても触れ合うことは出来ないのです。見るだけ...でした。
バスク名産品のひとつに、黒サクランボジャムがあります。もちろん、小瓶を買ってきましたよ。お土産にもいくつか...。ガトーバスクだけでなく、クリームチーズにも合うので気に入ってます~☆

☆rinoさん・・・
お天気に恵まれると、山もいいですね~。スイスにはまだ行ったことないけれど、勝手に"プチ・スイス"な気分に浸っていました。
バスクのお菓子はどれも美味しいですよ~☆ ガトーバスク以外にも、ショコラやマカロンなどもあるし...。見つけてはすぐ買ってしまいました。女同志の旅なら、スイーツのチェックも欠かせなくて、それも旅の楽しみのひとつなのです~♪
by Mimosa (2010-04-25 23:49) 

naonao

さすがにフランスで最も美しい村ですね~。
本当に素敵です!
by naonao (2010-04-29 00:20) 

Mimosa

☆ぼんぼちぼちぼちさん・・・
nice!ありがとうございます~。

☆naonaoさん・・・
他にもフランスにはたくさんの美しい村があるようです。全部で100選も...!
ただ、サール村のように、交通のアクセスに不便なところが多いです。

☆taniyanさん・・・
いつもnice!ありがとうございます~。
by Mimosa (2010-05-10 00:54) 

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