ボルドー①

2009年5月のフランス・ボルドー＆バスク＆パリ旅行の続きです...。ワインシャトーツアーが終了し、街の中心部でバスを降りて解散したところからです。

その後、ボルドーの街中を少し散策しました。途中、ボルドー名物のカヌレやマカロンで有名なパティスリー「バイヤルドラン（Baillardran）」を友達が見つけてくれたので、立ち寄ってカヌレ1個とマカロン2個ずつ買いました。その後、近くのカフェに入ってコーヒーを注文するとプチ・カヌレが添えられていました（下の写真）。ここでは、このプチ・カヌレと買ったばかりのマカロン2個を食べました。マカロンは何味だったか忘れてしまいましたが、どちらも美味しかったと思います～

　

このカフェで友達とガイドブック（地球の歩き方）とボルドー特集の旅雑誌を見ながら、どこへ夕食に行こうか予定を立てました。ボルドーはレストランなどの情報が極端に少なく、しかも日曜日は定休日のお店ばかりで、選択肢が全くありませんでした。そして、唯一日曜日でもオープンしている「ラ・チュピナ（La Tupina）」というレストランへ行くことにしました。このレストランは、フランス・アキテーヌ地方（ボルドー周辺地域）の食材を使った名物料理が味わうことが出来る名店らしく、シラク前大統領や多くの著名人が訪れるとか...。日曜日の夜だし、早目に行けば予約なしでも入れるかな～ということで、街を散策しながら向かうことにしました。

ガロンヌ川沿いにあるブルス広場（Place de la Bourse）に出ると、ミストが地面から吹き出ていて、子供たちがその中で気持ち良さそうに遊んでいました。

　

これ（↓）はミスト噴出が終わりかけの様子。歴史的な建物をバックに幻想的な感じでした。

　

ミスト噴出が終わるとこんな感じ...↓ 広場に出来た水面に向こうの建物が映っていました。

　

ガロンヌ川沿いの広い遊歩道。向こうに架かる美しい橋は、ピエール橋（Pont de Pierre）。

　

5月の中頃だったので、お花が満開で綺麗でした...。

　

ブルス広場から南へは、18世紀の美しい歴史的建造物が並んでいます。

　

ブルス広場はトラムの停車駅でもあります。モダンなトラムと歴史ある建物群、新旧が美しく調和している街です。

　

まるでお城にありそうな重厚な建物の門（or塔）が街中にいくつかありました。外側（写真左）と内側（写真右）。

　

はるばる歩いて、レストラン「ラ・チュピナ」へ辿り着いたのですが、あいにくこの日は予約客でいっぱいとのことで入れませんでした。大ショック... 私達は夕食の当てが外れ、途方に暮れてしまいました...。

結局、街の中心まで戻り、オープンしているお店に行き当たりばったりで入ることに...。いくつかのお店があり、その中の1軒がお客さんがそこそこ入っていて、お店の雰囲気も良さそうだったので入ってみました。お店の名前は覚えていませんが、入店すると中は広く、インテリアもお洒落で、お客さんが続々と入って来て、地元では人気のお店のようでした。

私が食べた物はというと...、まず赤ワイン、前菜は大好物の鴨の冷製フォアグラ、メインは白身魚。

　

そして、デザートはこの写真からすると、確かブラン・マンジェだったような...。

　

もうあまりよく覚えていませんが、料理は美味しくてリーズナブルな価格でもあり、満足だったと思います。行き当たりばったりで入ったけれど、このお店の印象は良かったと記憶しています。

夕食後、ライトアップされたブルス広場をどうしても見たかったので行ってみました。この時期（5月中旬）は日が長く、夜の10時頃にようやく暗くなり、ライトアップされたボルドーの街は美しく輝き出します。

夕方に訪れた時にはミストが噴出していたブルス広場も、このとおり（↓）ライトアップされると、暗闇に建物が美しく浮かび上がります。（私のお気に入りの写真です...）

　

残念ながら、ミストの噴出はもう終わっていたのか、広場の水盤はほどんど乾いていました。もし広場に水面が出来ていたら、ライトアップされた建物が鏡のように映って、より一層綺麗だったと思います。実は、ボルドー特集の旅雑誌にその写真が掲載されていて、それがとても美しくてどうしても見てみたかったのでした...。

そして、ここブルス広場を中心としたボルドーの歴史地区一帯は、「月の港」として2007年に世界遺産に登録されたばかりです。「月の港」という呼び名は、中世にワイン貿易で栄えた港町であったこと、ボルドー市の中央を流れるガロンヌ川に沿って街の中心のある西側が三日月（←これの反対向き）に湾曲していることに由来するそうです。世界遺産に登録された理由としては、18世紀の大規模な都市改造によって建てられた古典主義の建築群が非常によく保存されているからだそうです。実際、その美しい景観を見ると世界遺産級だと思えました。

さて、ブルス広場から見るピエール橋もライトアップされて美しかったのですが、ちょっとピンボケ気味でした...。夜景の撮影は、ホント難しいです。

　

ガロンヌ川沿いに、このような（↓）モダンでお洒落な街頭が所々に灯っていました。

　

夜10時半頃になり、そろそろホテルへ徒歩で戻りました。日曜の夜の街中は、人通りが少なくひっそりとしていました。治安は良さそうでしたが、夜道は女2人で歩いていてもちょっと怖かったです。

ホテルへ帰る途中、ライトアップされて美しかった大劇場（Grand Théâtre）↓

　

徒歩10分程で、無事ホテルへ到着しました。

2日目のボルドーは、朝早くからのワインツアーに参加して、その後は街中を散策して...と、充実した1日でした。3日目は、ボルドー観光がまだ半日残っているので、その様子は次回に...。

ボルドー②へ、つづく・・・。

コメント 11

さすがフランス！お洒落ですね～美しいわ。
予約でいっぱいとは、残念でしたね。たしかに日曜日の夜ってレストランはたいてい空いてるんですけどね・・・

by めぎ (2009-12-07 09:03) 

ボルドーはまだ行ったことがありません。
キレイな街ですね～、いつか訪ねてみたいです♪
by gon (2009-12-07 19:23) 

パリもいいけど、ボルドーも行きたいですね～。
ミストは写真を見ただけでは何かと思いました。
…砂埃とか（笑

「月の港」なんて名前が洒落てますね。
ぜひこの目で世界遺産の美しさを見たいと思います。
by pica (2009-12-08 02:13) 

ブルス広場のライトアップ、ステキですね～。
行きたかったレストランに行けなかったのは残念ですけど、
代わりに行ったお店がGOODで、良かったですね（＾＾）
by junko (2009-12-08 08:19) 

ミスト噴出後、くっきりと建物が写る様子が美しいですね～♪夕暮れのライトアップも綺麗！
よく見ると広場のライトアップされているこの建物がすでに湾曲していますね。
「月の港」というネーミングは、いいネーミングだと思いました。
最後の大劇場のお写真を見ると閑散とした街並。夜１０時半のお友達とのお帰りですか。
夜更けの街の様子はやっぱりちょっと怖そう(>_<)何もなくてよかったです(^_^)v
最後のデザートは、ストロベリーソース（？）がかかってる、ゼリーなのかな？
詳しくないのでお恥ずかしいですが、デザートに最初に目をつけた甘党の私でした(^_^;)

by 自由人 (2009-12-08 09:22) 

☆ほりけんさん･･･
いつも、nice!ありがとうございます～。

☆めぎさん･･･
ボルドーはお洒落な街でしたよ。
日曜日の夜のレストラン、オープンしているところがとても少ないからか、予約が集中するのでしょうね～。ホント、残念でした！

☆Krauseさん･･･
いつも、nice!ありがとうございます～。

☆gonさん･･･
ボルドーは自転車レースでは通らないのかしら?
ぜひいつか、ボルドーも訪れてみてくださいね～。

☆picaさん･･･
ボルドーのようなパリ以外の地方都市もお勧めです☆
広場のミストは、確かに砂埃にも見えるかも...! 下（地面）からミストが吹き出してるのが意外でした。
世界遺産の登録名「月の港」は、素敵なネーミングですよね!?

☆junkoさん･･･
ブルス広場はお昼間はミスト、夜はライトアップと、どちらも美しい眺めでしたよ。
自分達で見つけたお店で美味しい料理を食べることが出来た方が、より満足出来ますね...。

☆自由人さん･･･
広場前の建物は、シンメトリーで湾曲していてそれだけでも美しかったです。ここも「月」の湾曲にあたるのかもしれないですね...。
日曜日の夜遅くは、日本でも出歩かない時間帯ですよね～。でも、ここでは暗くなってから1時間も経ってないという感覚があったので、街の中心でも閑散としていて心細くなったのでした。
ブラン・マンジェはフランス語で「白い食べ物」という意味です。見た目どおりでしょ!? アーモンド入りミルクプリン（orゼリーorババロア）っていったところかしら...? 確か、ストロベリーソースだったと思います！甘さ控え目でまろやかな食感で美味しいです。日本のデパ地下辺りでも売ってるかも...。甘党の自由人さんへ、ぜひオススメの一品です！

☆koodoo55さん･･･
nice!ありがとうございます～。
by Mimosa (2009-12-10 07:22) 

ブルス広場のライトアップ、きれいですね～。
「月の港」ってネーミング、ロマンチックですね。素敵。
街灯もかわいらしいし、上品な雰囲気です。
お食事は難しいですよね～。
ガイドブックに載ってると観光客向けで実際は…って時もありますし…。
でも地元の人たちでにぎわってるお店は大丈夫な気がしますネ。
暗くなってから外を歩くのはやっぱりちょっと緊張しますね。
でも昼間とは違う雰囲気で素敵なんだろうな～と思います。
by mint_tea (2009-12-10 19:20) 

☆甘党大王さん･･･
いつも、nice!ありがとうございます～。

☆mint_teaさん･･･
ボルドーは洗練された美しい街でした。そして、世界に名だたるワインと同様、どこか気品の漂う街でした。
食事は日曜日の夜は特に難しいですね。ガイドブックは確かに観光客向けの情報が多く、ハズレのところもちょくちょくありますね。なので、なるべくお客さんの入りが多いお店を選ぶようにしています。この方法は、アタリが多いです！
訪れた時期だと、日没の時間は日本よりずっと遅いので、実際の時間と感覚がずれて、ついつい帰りが遅くなりがちです。フランスの夜道で、一度タイヘンな目に遭ってるので、それ以来かなり警戒してしまいます...。

☆nackさん･･･
いつも、nice!ありがとうございます～。
by Mimosa (2009-12-11 01:21) 

そう、ボルドーは工業都市という、別の顔もありましたよね。
でも、モン・サン・ミシェルから続く、カミノ・デ・サンティアゴの中継点だというのは、北スペインに行くまで知りませんでした。
ライトアップされた、ブルス広場の水に浮かぶ建物の写真、ボルドーの顔的な存在のようですが、Mimozaさんの写真も十分すぎるほど綺麗です。

折り紙は、帰りの機内で折ってもらったようです。

by ｋａｚｕ (2009-12-12 16:25) 

☆kazuさん・・・
返事が大変遅くなり申し訳ございません...。
今までのPCがとうとうダウンしてしまい、やっと買換えて新しいPCになったところです。
ボルドーは工業都市でもあるのですね。知らなかったです...。
次回のブログで紹介する予定でしたが、ボルドーは「月の港」としての世界遺産登録より以前に、「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として、ボルドーの幾つかの名所が世界遺産に登録されていたようです。
ライトアップの写真、褒めていただき光栄です。実は、失敗も多々あったのですけどね。
カナダ人の方、機内で折ってもらった折り紙にとても興味を持たれたのでしょうね～。

☆rebeccaさん・・・
いつもｎｉｃｅ！ありがとうございます～。

☆yukitanさん・・・
いつもnice！ありがとうございます～。

☆ごんちゃんさん・・・
nice！ありがとうございます～。

☆もとこさん。・・・
いつもnice！ありがとうございます～。

☆taniyanさん・・・
いつもnice！ありがとうございます～。

☆アヨアン・イゴカーさん・・・
いつもnice！ありがとうございます～。
by Mimosa (2009-12-21 00:18) 

ボルドーは乗合馬車で歴史地区をまわりました、今でもあるなかな、夜になると結構さみしい町でしたね。カルネというお菓子が有名だということをよく知らずに行ったのですがおいしくて食べてました。
by いっぷく (2009-12-22 10:13)