SSブログ

チュニス~バルドー博物館~ [チュニジア]

チュニジア、3日目...。

この日も朝からいいお天気[晴れ]だったので、滞在中の首都チュニスから遠出をすることに...。まずは、チュニス鉄道駅へ行って、窓口でナブール行のチケットを購入しました。電車の時間まで2時間以上あり、諦めていたバルドー博物館へちょこっと行ってみることにしました。

バルドー博物館はモザイク画の宝庫で、元々、チュニジアへ到着した日(日曜日)の午後にシディ・ブ・サイドからタクシーで訪れる予定でしたが、不運にもパリからのフライトに乗り遅れた為、もう諦めていたのでした。そして、前日訪れる予定だったスース考古学博物館も、バルドー博物館に次ぐモザイク画が充実しているとのことで楽しみにしていたのですが、あいにく改装工事中の為閉館中でここも訪問出来ずでした。モザイクを見るのは、次回チュニジアへ来る楽しみにとっておこうかとも考えていたのですが...。

電車のチケットを購入後、鉄道駅からタクシーでバルドー博物館へ。タクシーで約15分で到着。タクシーを降りる際、運転手さんに「1時間後、ここへ迎えに来てもらえますか?」と尋ねたところ、あっさり断られたものの、「(博物館の敷地を出たところの...)大通りに出ると、簡単にタクシーが拾えるから問題ないよ...」と、教えてくれたので安心しました。

博物館のチケットを購入し、まだ開館(9時半~)前で、入口付近で少し並んで待ちました。私達の後ろに、10人弱の日本人ツアーグループも並んでいました。

バルドー博物館について...

~建物は、オスマン帝国時代にチュニジアを統治していた地方長官・ベイの宮殿で、1881年、フランス保護領となったバルドー条約が調印されたのもこの宮殿だったそうです。1956年、フランスからの独立を機に、現在の名称「バルドー博物館」となったとか。「チュニジアのルーブル」といわれ、先史時代から今日に至るまでのチュニジアの歴史を知る随一の考古学博物館で、なかでも世界最大規模を誇るローマ時代のモザイクコレクションは質も高く見ごたえがあります。[ぴかぴか(新しい)]

博物館内は[カメラ]撮影OKでした。ただし、チケット購入時に撮影料が必要ですが・・・。

1時間程しかなかったので、足早に見学しました。どこをどう見学したか覚えてなくて、とりあえず見たかったモザイクコレクションは堪能できました。

博物館内の様子をいくつか...。

   DSC06231.jpg

          DSC06240.jpg

          DSC06251.jpg

          DSC06258.jpg

   DSC06282.jpg

   DSC06284.jpg

モザイクコレクションの数々...

   DSC06265.jpg

 「オデュッセイアとセイレーン」・・・ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』の主人公の冒険の一場面↓。

 DSC06266.jpg

 他にも舟に関する絵がいくつもあったり...

   DSC06248.jpg

   DSC06254.jpg

   DSC06269.jpg

 動物の絵も...

   DSC06293.jpg

 DSC06289.jpgDSC06290.jpg

 DSC06275.jpgDSC06279.jpg

 人間の絵も...

          DSC06276.jpg

 DSC06287.jpgDSC06281.jpg

床にもモザイク画があったり...

   DSC06249.jpg

          DSC06285.jpg

壁や天井には、美しい細工模様があったり...

 DSC06243.jpgDSC06244.jpg 

彫刻もあったり...

   DSC06229.jpg

...と、わずか1時間程で端折って見学できました。途中、博物館員の方が親切にも話しかけて来られ、詳しく説明されたりも...[あせあせ(飛び散る汗)]。そして、ガイドブックに載っている見たかった絵を示し、どこにあるのか尋ねると、その場所まで案内していただき助かりました。

限られた時間で、これだけ(実際に撮った写真はもっとたくさんありますが...)のモザイクを見れて大満足でした。ただ、かなり古いものなのか、どこか一部が剥がれていたり・・・という作品が多く目につきました。完全な姿で残ってる作品が少なかったのが残念でした。古代のものだから仕方がないのかな~。

博物館の敷地の外に出ると、大通りは交通量が多く、タクシーを簡単に拾うことが出来ました。鉄道駅に着くと、電車の時間までは余裕があり、駅にあるスーパーで飲み物などを調達しました。

この後、ナブールへ向かいます。次回へつづく・・・。

 *** Mimosaより...お詫び ***

最近、パソコンの調子がとても悪く、よくフリーズして困っています[ふらふら]。結局、地図の貼り付けも出来ませんでした・・・[たらーっ(汗)]。更新頻度や皆様のブログ訪問も更に鈍くなりそうです。めげずに頑張りますが、ご了承くださいませ・・・[目]


nice!(22)  コメント(15)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 22

コメント 15

りゅう

モザイクほんとに凄いですね。
ちょっと離れてみると絵画のようです。

タクシーの運転手さんの親切なアドバイスもGOODです。
結構海外だと移動に困りますもんね。

パソコン早く調子が良くなるといいですね。
by りゅう (2009-06-24 07:56) 

めぎ

アフリカ行きたいなあ!
オデュッセイアのモザイク画があるんですね~チュニジアはやっぱり相当ギリシャ・ローマの影響を受けてて、さらにイスラムの香りもするし、同じアフリカでも南の方の他の国々と相当雰囲気が違いそうですね。
by めぎ (2009-06-24 20:05) 

junko

モザイクすごいですね~。
イギリスのとある町で昔のモザイク・・・を見たことがありますが、
もっと抽象的でした。
それでも、十分「すごいなぁ・・・」って感じでしたけど、
すごく細かい細工ですね!
by junko (2009-06-24 20:39) 

kazu-m

地中海・ローマ・イスラム文化、さらには絵本の挿絵に出てきそうな絵まで、多種多様な色合いを感じますね。
スペイン、ブルゴスのカテドラルの、り口に描かれていたフレスコ画は、7枚目の写真と良く似ていました。
by kazu-m (2009-06-24 21:56) 

いっぷく

イタリアにある古代ローマ帝国のものかと思われるほど影響が出てますね、チェニジアには古代カルタゴの遺跡があるから当然ですね。
地中海はやっぱり文化が似ていますね。
by いっぷく (2009-06-25 17:06) 

自由人

素晴らしいモザイクばかりですね~(@_@)
古代の作品ですから、完璧に残っているのは難しいのかもしれませんが、
色合いや被写体の美しさや特に人間の表情の繊細さには驚くばかりです。
真ん中辺りの、「人間の絵も・・」とコメントのある作品の表情ががとても素敵です。
幼子二人は羽が生えてるように見えるから天使かな(*^_^*)
天使母子と推察しましたが、メルヘンチックでいいなあと思いました。
Mimosaさん、一時間でもバルドー博物館は訪れて大正解でしたね(^_^)v


by 自由人 (2009-06-27 07:22) 

Bonheur

素晴らしいモザイク画の数々ですね。普通の絵画と同様、一点一点のストーリーを知りたくなります。
建物の中もひんやりしていそうで、暑い日は特に良さそうですね。
by Bonheur (2009-06-27 09:56) 

gon

すごくキレイなモザイクですね♪
古の高度な技術を感じます。
クマがかわいい〜(^^)
by gon (2009-06-27 23:48) 

Mimosa

☆りゅうさん・・・
モザイクは近くで見ると細かく敷き詰められ、その完成度には驚くばかりでした。
旅行中、普段は公共の交通機関をなるべく利用するのですが、時間がない時や不便なところではタクシーが便利ですね。
パソコンの調子は微妙です...。全く使えなくはないので、まだ買替えたくもないし、困ってます。

☆めぎさん・・・
先日見て来た映画「愛を読むひと」(原作はドイツ人作家のベルンハルト・シュリンク)の中で、偶然にもホメロスの叙事詩「オデュッセイア」が朗読される場面がありました。ドイツでは「オデュッセイア」は有名なのかしら?私は知らなかったのですが...。
アフリカ(特にチュニジアがお勧め!)、地中海を越えるとすぐなので、めぎさんもぜひ行ってみてください♪

☆junkoさん・・・
イギリスでもモザイクが見れるのですね~。
古代ではきっと限られた素材や色だけなのに、こんなに素敵なモザイク画が出来るなんて不思議ですね。

☆kazu-mさん・・・
チュニジアはヨーロッパやアラブの影響を受けて、様々な雰囲気を楽しめる国だと思います。
7枚目のモザイク画がスペインのフレスコ画と似てるとは...!きっと、どこかで影響を受けているのかもしれないですね~。

☆いっぷくさん・・・
古代ローマの影響は広範囲に渡っているのでしょうね~。
歴史を理解していれば、更に旅行も楽しめたかもしれません...。出発前に、歴史を勉強していけばよかったです!

☆自由人さん・・・
かなり昔のモザイクにしては、まだこれだけ残っていていい方かもしれませんね。元々の色は知らないけれど、きっと色褪せもしてなさそうで、この美しいままなのでしょうね。
「人間の・・・」のモザイクの子供2人は羽があるからきっと天使ですね!いったいどんなお話のモザイクなのか気になります...。
ほんの1時間程の博物館見学でしたが、強行にも行ってみて、たくさんの美しいモザイク画を見れて満足できました~♪

☆Bonheurさん・・・
モザイク画のそれぞれのストーリー、私も気になります!特に、詳しい説明はなかったと思いますが...。
建物内は、朝一番だし、空いてるしで、ちょっとひんやりしていたような。訪れたのが11月末と冬だったこともあるし...。

☆taniyanさん。。。
いつも、nice!ありがとうございます~。

☆gonさん・・・
古代のモザイクが美しいまま残っているということは、当時のモザイクの技術や材料が優れていたからでしょうね。
クマ...かなぁ?これはどんな話を描いてるのかしらね~。

☆りんこうさん・・・
いつも、nice!ありがとうございます~。

☆c_yuhkiさん・・・
いつも、nice!ありがとうございます~。

☆Krauseさん・・・
いつも、nice!ありがとうございます~。
by Mimosa (2009-06-30 00:04) 

pica

モザイクは緻密で、そして美しいですね…。
歴史を詳しく知りませんが、古代へ馳せる思いが私の中で強くなりそうです。

最後の彫刻は、いままで私が見た中ではちょっとスタイルが…(^_^;)
これも「古代」ゆえでしょうか。
by pica (2009-07-01 01:49) 

Mimosa

☆picaさん・・・
モザイクの題材は様々で、たくさんあっても見ていて飽きることはありませんでした。当時の文化や歴史を知っていたら、もっと楽しめたと思います。
彫刻はこれ以外にもいくつかありました。これは、彫刻というよりレリーフっぽいかな~!?

☆nackさん・・・
いつも、nice!ありがとうございます~。
by Mimosa (2009-07-04 00:35) 

pi

モザイク好きなので、写真に釘付けになりました!
昔行ったシチリア島のピアッツァ・アルメリーナを思い出しました。
バルドー博物館への道のりが大変そうですが、チュニスもいいですね☆
by pi (2009-07-04 16:10) 

アヨアン・イゴカー

初めまして、アヨアン・イゴカーと申します。
モザイク壁画拝見しました。素晴らしいですね!
by アヨアン・イゴカー (2009-07-05 15:59) 

hideyuki2007y

列車の待ち時間にお目当ての博物館を見学できてよかったですね。チュニジアのルーブルというだけあって、たくさん見るところがありそうです。博物館の内部の装飾も凝ってますね。
by hideyuki2007y (2009-07-05 18:33) 

Mimosa

☆piさん・・・
モザイク好きのpiさんなら、この博物館は堪能できると思いますよ~♪
シチリア島へは行ったことないですが、チュニジアとは近いので、モザイクも似てそうですね~。そして、お洒落なんだろうなぁ...☆

☆アヨアン・イゴカーさん・・・
はじめまして。ご訪問ありがとうございます~。
限られた時間でしたが、古代の素晴らしいモザイクを満喫して来ましたよ!

☆hideyuki2007yさん・・・
一時は諦めていた博物館見学でしたが、わずか1時間程でも行って予想以上にモザイクを見れて満足できました!
ホント、チュニジアのルーブルというだけあり、所蔵作品も多く、展示室も迷路のように入り組んでいたので、迷子になりそうでした~。

☆mint_teaさん・・・
いつも、nice!ありがとうございます~。
by Mimosa (2009-07-06 00:58) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

スース②ナブール ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。