パイパー・エドシック

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☆PIPER-HEIDSIECK  (2007.7.17)

久しぶりに、旅行記の続きです。

エペルネ（Epernay）でモエ･エ･シャンドンのメゾン見学をして、ランチをとった後、ランスへ電車で戻りました。少し予定より早目に戻れたので、私の希望で、パイパー・エドシック（PIPER-HEIDSIECK）へシャンパーニュ･メゾン見学をすることに・・・。

ランスの駅で、路線バスに乗り、運転手さんにパイパー･エドシックの近くまで行くかどうか確認し（最初、やはり日本で使うのと同じく「パイパー・エドシック」と言うと通じず、フランス語読みで「ピペール・エドシック」と言うと通じた・・・。当たり前かっ．．．）、近くのバス停に着いたら教えてもらうことに。バスで５分程行くと、運転手さんが知らせてくれました。降りる際に、親切にもバス停からパイパー・エドシックの行き方を教えてくれました。バス停からは、徒歩2~3分でした。

　  

　　　　↓メゾンの建物（入口）

 　   

受付で試飲コース（ベーシックな1杯、€8）を選び、まずはメゾン見学へ。シャンパーニュの樽や製造時に使う道具などの展示を軽く見て、いよいよ楽しみにしていた、メゾン見学の乗り物に乗ることに。人数と希望言語を聞かれ、もちろん「日本語」を選択。係の女性の方が、車を探してくる・・・と言って、奥から手で押してこの乗り物（↓の写真）を出してきてくれました。自動だと思っていたので、これで大丈夫なのかな～と、ちょっと心配になりました。

                     　  

この乗り物に友達と2人で前列に乗り、いつの間にか日本語に設定され、男性の声で日本語ガイドが始まりました。カーヴの中を、のろ～りとしたスピードで動いていきます。途中、シャンパーニュの葡萄の剪定や、葡萄を搾るという作業の様子を表した巨大な彫刻などが見れました。

 

順調に乗り物での見学が進み、歩かなくてもいいのは楽だな～っと思ってたところ、コーナーのところで、展示を見るために後ろ向きに乗り物が回転したところ、何やらちょっと怪しい音が・・・。乗る前の不安が的中し、「あれ、あれれ～！？」、回転して戻るはずのところが、途中で止まってしまいました。2人して、慌てて乗り物を降りて、非常ボタンを探しても見つからず・・・。最初は、説明に合わせて、カーヴ内に照明がついていたのに、そのうち照明もおちてしまい、真っ暗闇に・・・。それでも、日本語の音声ガイドはしばらく続いてました。壁などにも非常ボタンがあるか探してもなく、2人で「Au secours～!（オ・スクール）」や「Help me～!」と叫ぶハメに。来た道を戻るにしても、暗闇では戻れそうにないし・・・。

そうこうしているうちに、照明が点灯し、次の見学者達の乗り物が近づいてきました。その乗り物に一緒に乗せてもらおうと思ったものの、あいにく、窮屈そうに5人も乗っていて、見送ることに。その直後、女性の係員が走って来ました。どうやら、モニターから私達の姿が見えなくなって、助けに来てくれたようでした。結局、スタート地点へ戻るハメに。歩いても実際には少しの距離でした。

私達は、もう乗り物での見学は懲り懲りで、最後のシャンパーニュの試飲だけでよかったのに、係の女性は懲りずにまた乗り物を用意してきてくれました。そして、私達の次の見学者も結局、私達の乗り物が途中で止まったままだったので、恐らくぶつかってその先進むことが出来ずに、スタート地点へ戻ってきてやり直しとなりました。

再び私達が乗って、動き出した乗り物も、また同じところに差し掛かったとき、止まるんじゃないかと心配したものの、今度は何事もなく通り抜けました（ホッ）。この見学の最後は、シャボン玉が出てくる仕掛けになっていて、ハリウッド映画の有名なシーンの写真などが壁に飾られたりと、かなり派手な演出でした。恐怖の乗り物をやっと降りて、シャンパーニュの試飲ができるバーへ行きました。

 ↓試飲スペースのバーカウンター　　　　　　　　　↓試飲のｼｬﾝﾊﾟｰﾆｭ（この日３杯目）

       

パイパー･エドシックは、カンヌ映画祭の公式シャンパーニュです。また、マリリン･モンローが愛飲したことでも有名で、ハリウッド映画にもこのパイパー･エドシックのシャンパーニュがよく使われているようです。

壁には有名人の写真がずらり・・・(そのうちの少し)。

↓ﾌﾗﾝｽ人俳優、ｼﾞｪﾗｰﾙ･ﾄﾞﾊﾟﾙﾃﾞｭ（ｶﾝﾇ映画祭にて） ↓ﾏﾘﾘﾝ･ﾓﾝﾛｰの直筆ｻｲﾝ入り写真も・・・。

 

70年代の限定品「Rare」（珍しいの意。）→　 

 ←お洒落な赤のﾗﾍﾞﾙでｱｰﾄ！？

ここでの思わぬハプニングで、試飲の時にはホッとしたはずですが、あまりの恐怖体験（今から思えばそれほどでもなかったのかも・・・）の後だったので、シャンパーニュの美味しかった～という記憶があまりありません・・・！ハプニングがなければ、楽しいカーヴ見学だったと思うだけに、ちょっと、残念でした。

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☆PIPER-HEIDSIECK (サイトは、こちら・・・/英語サイトあり)

コメント 20

乗り物に乗って館内を見学するなんてさすが洒落てます。シャンパーニュでほろ酔い気分で見学なんて素敵ですけど、ハプニングでシャンパーニュの味も覚えてなかったなんて、Mimosaさん、お気の毒!
by naonao (2007-09-28 10:49) 

mimosa さん、「これぞフランス」の洗礼受けちゃいましたね～。
さぞかし怖かったでしょうね。
この手のハプニングには慣れましたが、蔵での消灯は本当に恐怖です。
今では最初から懐中電灯を持って行きます。
エドシックはハリウッド的な演出を醸し出す見学をしてくれますね。
そのすぐちょっと先にポメリーとかありますが、ここも気合の入った演出をしてくれています。
by julliez (2007-09-28 15:18) 

カーヴの中が真っ暗闇だなんて、想像しただけで震えてしまいそうです。
でも、ハプニングのある旅のほうが意外といつまでも記憶に残ったりするんですよね。
私も一度くらいはシャンパーニュ･メゾン見学行ってみたいです。
by trestelle (2007-09-28 21:10) 

後から思い出すとこれもまぁ良い思い出…になるんでしょうが、結構おっかない体験でしたね。閉所恐怖症の私には想像しただけで恐ろしい～。スイスで長～いロープウェイに乗っていて、風に揺られてちょっとスピードダウンした時は思わず下ろして～～って思いましたが、暗闇だと尚更ですね。でもこのシャンパーニュ、ちょっと面白そうですね☆
by mint_tea (2007-09-28 23:41) 

うふふふ、ヨーロッパではありがちな話ですねえ・・・移動式遊園地やテーマパークの乗り物を私は全然信用できません。真っ暗闇にストップしただけって怖いですよね。言葉もイマイチだし・・・それにしても、日本語アナウンスがあるんですね～そういうところだけ妙に至れり尽くせりしてるのにねえ。
by めぎ (2007-09-28 23:47) 

乗り物に乗って見学なんて遊園地みたいですね。
私も閉所恐怖症なので、乗り物が止まった・・となるといきなり具合が悪くなりそうです・・＾＾；
でもいろいろな体験って思い出に残っていつまでも語りたくなります。
シャンパーニュのお味が思い出せないのは残念ですね。
by rino (2007-09-29 15:11) 

あはは、いかにも外国のアトラクション。日本の徹底した安全管理に
慣れていると、目が点になりますよね（笑）
でも、振り返ってみると、ガイドブックみたいに綺麗にまとまるより、
いろんなトラブルがあった方が印象に残っていいような気もしますね☆
ロスへ行ったときも、ユバーサルスタジオみたいな王道よりも、
サンセット通りで迷子になって、変なオッサンに連れてかれそうに
なったけど、結局、超親切な人だったと、安心したことや、
ガイドの女性ブリンダが、「テメー！割り込むんじゃねぇ！」とか
怒鳴りちらして引いちゃったりとか、SFCで記念写真の詐欺に
あったりとか、UCLAでスプリンクラーの水をもろかぶったりとか、
飛行機のトイレの取っ手がとれて女房が閉じ込められて
大騒ぎになったりとか・・・思い出すのはそんなことばかり（笑）

でも、ここ、シャンパン好きには面白そうなところですね。
試飲ができるホーンテッドマンション？みたいな（笑）
by (2007-09-29 17:31) 

このボトルを見ると、JALのビジネスクラス搭載の泡なので、いつか機上で飲んでみたいと思う一品でした。私も改めて旅行の写真を見て、フランスをもっと知りたいなぁとつくづく思っています。
もっと言葉も文化も勉強しなければなりませんね。
旅先での泡は格別だったのではないでしょうか？
素敵な訪問を紹介してくださってどうもありがとう★
by (2007-09-29 18:26) 

☆naonaoさん・・・
ここのシャンパーニュ・メゾンだけ他と違って、乗り物に乗って見学・・ということで、とても気になるところでした。なのに、こんなハプニングがまさか私達の身に起こるとは・・・。あまりにも不運でした！今から考えると、大したことなくって幸いでしたけど・・・＾＾；。
by Mimosa (2007-09-29 22:51) 

☆ｊｕｌｌｉｅｚさん・・・
ホント、その時は怖かったですよ～。今から考えれば、笑い話の１つになりますけどね。
フランスって、こういうハプニング多そうですよね～。ｊｕｌｌｉｅｚさんもカーヴ内での消灯に遭うことはよくあることですか？さすが、懐中電灯持参なら心強いですね。
ハプニングがなければ、ここパイパー・エドシックは素敵な演出が多く楽しめたと思います。ポメリーも行きたかったのですが、時間がなく諦めました。julliezさんにお薦めされると、益々残念に思います・・・（ｉ＿ｉ）。
by Mimosa (2007-09-29 23:00) 

☆ｔｒｅｓｔｅｌｌｅさん・・・
真っ黒闇のカーヴ、怖い体験でした（＞。＜）。
でも、そうですね～、意外とハプニングのある旅の方がよく記憶に残りますね。まだこの場合は、今から考えると、軽いハプニングでよかったです～。
シャンパーニュ・メゾン見学、幾つか行くと、それぞれのメゾンの違いがわかり楽しめますよ～。いつか、ぜひ．．．♪
by Mimosa (2007-09-29 23:11) 

☆mint_teaさん・・・
今では、何とかいい（？）思い出になりました．．．＾＾ｖ！
mint_teaさん、閉所恐怖症なのですね～。そうでない私も、このときは一瞬パニックになりました！スイスのロープウェーの体験も怖そうですね・・・。
ここのシャンパーニュ･メゾンは、ホント楽しめますよ（ハプニングがなければ・・・）！カーヴのテーマパークみたいな感じかな！？
by Mimosa (2007-09-29 23:20) 

☆めぎさん・・・
フランスだけでなく、他のヨーロッパでもこのようなハプニングは日常茶飯事なのでしょうか？ドイツは、機械大国だけに、大丈夫で信用できそうですけどね。日本（大阪）の遊園地でも、今年大きな事故がありました。やっぱり、乗り物は怖いですね。そうそう、エレベーターもです！
日本人見学者狙いの為か、日本語でのアナウンスがあってよかったですね～。
by Mimosa (2007-09-29 23:29) 

☆xml_xslさん・・・
いつも、nice！ありがとうございます～♪
by Mimosa (2007-09-29 23:30) 

☆rinoさん・・・
おそらく、シャンパーニュ・メゾンの中で、ここだけが遊園地のように乗り物に乗って見学できるようです。スピードは遅いですが、いろんな楽しい演出があって、なかなかよかったです．．．＾＾/。ハプニングさえなければ・・・。その分、このハプニングでいい(？)思い出になりました～♪
ｒｉｎｏさんは、閉所恐怖症なのですね。なら、こういうケースだと、私以上にパニックになって気分悪くなってしまいそうですね～。
by Mimosa (2007-09-29 23:41) 

☆コールドターキーさん・・・
本当に、シャンパーニュ・ホーンテッドマンション、そんな感じですね～。暗闇で怖かったです～（ｖ＿ｖ；）！
フランスでは、機械系の故障などよくあるようです。このカーヴ見学時、他にも乗り物に乗ってすぐに、日本語ガイドで一瞬言葉が途切れた箇所が気になりました。２回目乗った時もやはり途切れていて、抜けてる言葉を私の声で残して来たかった程です・・・＾＾ｖ。
最近、日本でもエレベーターや遊園地の事故も増えてきましたよね！？技術的にはどんどん進化していても、それとは反対に保守系が疎かになってそうで、信用性がなく不安です・・・。
コールドーターキーさんも、旅先でいろいろとハプニングに見舞われてるのですね～。ハプニングがあるほど、記憶が鮮明に残りますよね～。それに、ガイドブック以上の価値があって、いいですよね～☆。
by Mimosa (2007-09-30 00:07) 

☆ハオくん・・・
パイパー・エドシック、JALのビジネスクラスに搭載されてるのですね。以前、エアフラのビジネスクラスにもあったことが...。ただ、その時のソムリエが選ぶシャンパーニュになるようで、毎回搭乗するごとに、いつも変わっているようです。
私の大好きなフランスにハオくんも興味もっていただいて、何だか親近感湧いてきたようで、嬉しいです～＾＾♪
あともう一つ、ハオくんも大好き（？）なシャンパーニュ・メゾン「Veuve Clicquot」を近いうちに紹介しますね！
by Mimosa (2007-09-30 00:22) 

☆Krauseさん・・・
いつもｎｉｃｅ！ありがとうございます！
by Mimosa (2007-09-30 21:44) 

☆ぴーすけ君・・・
nice！ありがとうございました～♪
by Mimosa (2007-10-03 07:55) 

☆Rebeccaさん・・・
いつもnice！ありがとうございます～！
by Mimosa (2007-10-04 00:25)