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アルフォンス・ミュシャ展 [アート]

 ☆Alfons Mucha (2007.11.3)

先週末、文化の日の午後、家の近所の大阪・堺市立東文化会館で、現在開催中の「アルフォンス・ミュシャ特別展 -愛と希望のメッセージ-」へ、ミュシャ好きの友人Fさんと一緒に行ってきました。

 ←会館入口の案内板・・・

この特別展は、堺市立東文化会館文化ホールの開館を記念し、堺市が所蔵する世界的な"アルフォンス・ミュシャ"コレクションが公開されています。世界的コレクターであった故・土井君雄氏(「カメラのドイ」の創業者らしい・・・wikipediaより)のご遺族からの寄贈作品を中心に構成され、ミュシャの初期から晩年までの様々なコレクションの中から、ポスターなどのリトグラフ、油彩、デッサン、挿絵の原画など、約150点の作品が紹介されています。 

会場に展示されていた、"ウミロフ・ミラー" (開館当初のニュース/インターネット画像より)↓  

             

まずは、アルフォンス・ミュシャ(1860~1939)について少し・・・

アルフォンス・ミュシャはこんな人(インターネット画像より)→

~アルフォンス・ミュシャ(チェコ語では、"アルフォンス・ムハ"という)は、19世紀末のヨーロッパを席巻したアール・ヌーヴォーを代表する画家・装飾芸術家です。現在のチェコ共和国に生まれ、ウィーンやミュンヘンやパリで絵の勉強をしたミュシャは、パリで当時の有名な女優"サラ・ベルナール"のポスターを製作したことをきっかけに、一躍その名がパリ中に知られるようになりました。それ以来、「ミュシャ・スタイル」という言葉が生まれるほど、ポスター作家だけでなく、宝飾品や彫刻、レストランのメニュー、家具、インテリアなど、あらゆる領域のデザインも手がけました。また日本でも、大阪・堺市出身の与謝野晶子らの活躍の舞台であった『明星』の挿絵にも取り入れられるなど、その名は世界的に有名になりました。

ミュシャの作品には、光悦とした女性、渦巻くような髪、あるいは気高い貴婦人、冠のような髪飾り、装飾過多とも思える程、細部まで飾り立てたものが多く、独特な画風と色彩が特徴です

その後、アメリカに渡って美術学校で教授するなど幅広く活躍し、50歳になったミュシャは祖国チェコに貢献することを決意し、1911年プラハに戻り、チェコの画家"ムハ"として深いメッセージをこめた作品を多数制作しました。中でも、プラハにある聖ヴィーと大聖堂のステンドグラスの大作が有名です。その後、「ムハ(ミュシャ)の絵画は国民の愛国心を刺激するもの」として、ナチスドイツに逮捕され、厳しい尋問の後釈放されましたが、その4ヵ月後に体調を崩し、79歳で生涯を閉じました。~

今回展示されていた作品のうち、私が気に入った作品のポストカードを購入したものです。ポストカードなので、やはり色合いが本物の作品とはかなり違っています

                    

    

期待していた以上にポスターや絵画だけでなく、たくさんの作品を見ることができました。ミュシャの柔らかい色彩、流れるような曲線、細かい技法・・・と、友人のFさんと二人でどれも感心しながら作品に見入ってしまいました。シャンパーニュ・メーカー"モエ・エ・シャンドン"のメニューのデザインやポスター(左上の写真)もセンスよくお洒落に描かれていて素敵でした。ポスター上やその説明にフランス語が多く使われていたので、フランス語仲間であるFさんと一緒だったこともあり、フランス語を読んでは納得したり、「この単語の意味って何だっけ?」とひそひそ話しながら・・・、ポスターだけでなく同時にフランス語も楽しめました!結局、かなりの時間(約1時間半)を費やしましたが、とても満足しました

このアルフォンス・ミュシャ展とほぼ同時期に、堺市所蔵の別の作品が堺市立文化館・アルフォンス・ミュシャ館で開催されています。そのチラシです(↓)。

              

こちらにもぜひ行ってみようと思っています。すっかり、ミュシャの魅力にはまってしまいました


★「アルフォンス・ミュシャ特別展 -愛と希望のメッセージ-」

  2007.10.27(土) ~ 11.25(日)

  北野田フェスティバルギャラリー(堺市立東文化会館文化ホール)

    <南海高野線「北野田」駅前/難波駅から急行・区間急行で20分>

★アルフォンス・ミュシャについては、こちら・・・(wikipedia)


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コメント 13

めぎ

あら、懐かしいわ・・・10年くらい前だったかに、東京で展覧会を見に行ったことあります。
by めぎ (2007-11-07 08:21) 

私もミュシャ、大好きです!いいなあ、大阪近かったら絶対行っているのですが・・・
by (2007-11-07 18:59) 

rose

この絵はよく見たことがあるのですが、誰の絵かよく知りませんでした。
ミュシャさんという方が描かれているのですね~
とっても素敵ですよね♪(^^)
by rose (2007-11-07 19:14) 

naonao

アールヌーボーというと必ず名前があがるミュシャ。素敵ですよね。箱根のポーラ美術館で観て以来観てません。まとめてみたらまたいいでしょうね!
by naonao (2007-11-07 21:37) 

Fuu-tt

ミュシャの構図が大好きです。学生時代に幾度も色合を参考にし、
ポスターを制作したことを思い出しました。
by Fuu-tt (2007-11-07 21:43) 

miru

こんばんわ~
ミュシャの描く曲線美は本当に美しいですよね~
本物を、見てみたいです!
私は、切り抜きをスクラップした記憶があります(苦笑)
 近ければ、行きたいよ~


アールヌーボーもお好きですか?
by miru (2007-11-07 23:16) 

mint_tea

あ、つい数日前、ミュシャ好きな方のサイトをぐるぐると読んでいたところだったんです。堺で展覧会やってるんですね~。実家からもちょっと遠いケド…。
by mint_tea (2007-11-08 00:43) 

Mimosa

☆めぎさん・・・
東京でミュシャ展があると、きっと混雑しそうですね~。ドイツでは、ミュシャ・アートの人気はいかがですか!?

☆xml_xslさん・・・
いつも、nice!ありがとうございます~♪

☆komekitiさん・・・
はじめまして。ご訪問&nice!ありがとうございます~♪

☆bonheurさん・・・
きっと、あちこちでミュシャ展開催されているようなので、そのうちどこかで見る機会あるような気がします!

☆roseさん・・・
私はこういう画風はミュシャの絵というのは知ってたのですが、女性の絵が多くとても繊細なので、ミュシャという名前(フランス語などのラテン語で、名前の最後が"~a"で終わるのは女性名がほとんど!)から、つい最近まで女性だと思ってたんですヨ...^^;!

☆naonaoさん・・・
ミュシャの絵、どれも素敵ですよね~☆まさに、ミュシャの作品はアールヌーボーの代表って感じがします!それにあちこちで展示されたりしてるので、かなりの作品数なのでしょうね~!

☆milk-kさん・・・
今度はミュシャの色合を参考にしてポスターまで製作されてたのですね~。milk-kさん、素敵な思い出の作品多そうですね...*^^*!ミュシャのポスターの色合、何とも言えず、柔らかな感じで美しいですよね~☆

☆julliezさん・・・
いつも、nice!ありがとうございます~☆

☆rebeccaさん・・・
いつも、nice!ありがとうございます~!

☆miruさん・・・
こんばんは~!
ミュシャの曲線美、ホント、美しいですよね~☆ もちろん、アールヌーボーも大好きです・・・!そういえば、うちの家のカーテン、私が選んだので蔦柄ばかり・・・、これも曲線美といえるかも・・・!?
miruさん宅からちょっと遠いのが残念ですね。。。スクラップ、素敵そう・・・☆

☆mint-teaさん・・・
とってもグッドタイミングだったのですね~。ミュシャ展、うちの近所でしてました...^^v!大阪でも堺だと、ちょっとローカル過ぎましたね!そのうち、どこかでミュシャ展観れる機会があるといいですね~♪

☆デザイン屋さん・・・
いつも、nice!ありがとうございます!!
by Mimosa (2007-11-08 01:50) 

優しく穏やかな雰囲気の女性の絵画が多いのかな、と思って読みました。なぜか懐かしさも感じました。
ミュシャさんご本人の写真の印象も、とても繊細な芸術家肌のような印象を受けます。
作品をじっと眺めていると、私も穏やかな気持ちになれそうです。
by (2007-11-08 04:18) 

rino

沢山のミュシャの絵、優雅ですてきですね~~
流れるようなラインと色あいも美しくて好きです。
by rino (2007-11-08 17:14) 

foret

大阪でこんなのやってたんですね。
さっそく次の休みの日に出かけてみたいと思います。
ミュシャの絵って線や色使いがとても魅力的です。
個人的には背景等の文様が気に入ってます。
by foret (2007-11-09 01:36) 

Mimosa

☆自由人さん・・・
どの絵(ポスター)も柔らかく穏やかな女性らしい優しさが随所に表れていますね。ミュシャの写真から、よくある芸術家っぽい感じがしますよね!?それでいて、紳士的な優しさも併せもっていたような感じもしますね。
淡い色彩と曲線美が、見るものにうっとりと穏やかな気持ちにさせてくれるのかな~と私も思います!いつかどこかで、ミュシャ展があるとぜひご覧くださいね~♪実物の方がずっと素敵です・・・☆

☆Krauseさん・・・
いつも、nice!ありがとうございます~♪

☆rinoさん・・・
本当にミュシャの作品、このミュシャ展だけでもかなりあったので、世界中で集めたら相当な数になるでしょうね~。
女性の絵が多く、どれも優雅で繊細な印象がしますね・・・☆これも、ミュシャの魅力かな。。。

☆ぴーすけ君・・・
いつも、nice!ありがとうございます~♪

☆foretさん・・・
おひさしぶりです~♪
かなりローカルな話題になってしまいましたが、大阪の方(foretさん)がいらしゃってよかったです~!
そうそう、お得情報を書き忘れてたのですが、11/17(土)、18(日)は、「関西文化の日」で、関西2府7県の美術館・博物館など入場無料になります!ただ、週末の無料だけあって、普段より混雑するかもしれないので、覚悟が必要ですが・・・。それ以外の日に行かれるなら、会場入口付近で、割引券付のチラシが置いてあり、それを提示すると¥700→¥500になりますヨ!ぜひ、楽しんできてくださいね~♪
ミュシャの絵の背景の文様もホント綺麗ですよね~。細かい技ですね。私達も、じ~っと見て描けそうかな~なんて話してました!
foretさんのブログ更新も心待ちにしてま~す♪

☆月夜さん・・・
はじめまして~。ブログ訪問&nice!ありがとうございました~♪
by Mimosa (2007-11-09 08:00) 

いっぷく

プラハでムハ・ミュージアムに行きました、
彼のイスとか机も置いて生前のアトリエが再現されてありました。
いつか行けるといいですね。大好きですミュシャ。
by いっぷく (2007-11-13 19:05) 

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