パリ、最終日・・・♪

パリ３日目です・・・。といっても、この旅行中、この日１日しかパリを満喫できないという貴重な日、しかもパリでの滞在最終日でした。翌日の早朝にパリを発ち、ニースへ向かうことになっていたので・・・。パリ３度目の妹は、観光よりも買物がしたいと言うので、この日は妹のリクエスト通り、買物中心プランに・・・。

まずは、ホテルに隣接している"Gare de Lyon"（パリ・リヨン駅↓）・・・。 駅舎は、時計台もあり美しく立派な建物です。主に、リヨンや南仏行きの長距離列車（他にも近郊列車もあり・・・）の発着駅で、以前にも何度か利用していて、翌日のニース行きのTGVに乗車するのもココからでした。
　

今年初めに見た映画、「Ｍｒ．ビーン　カンヌで大迷惑?!」で、Mｒ.Beanがこの駅構内の自販機でネクタイを吸い込まれるシーンや、TGVに乗るシーンがあったのもこの駅です。そして、リヨン駅のこの建物には、有名なレストラン"Le Train Bleu"（↓）があります。ここでも、Mr.Beanが食事をしたり、隣の客にイタズラをするシーンもありました。内装がとてもゴージャスで、他の映画のシーンでも使われています。いつかは、ここで優雅に食事をしてみたいです！
　　　　　　　2F部分が"Le Train Blue"→

さて、この日もメトロに乗って出かけました・・・。メトロ1号線の"Gare de Lyon"駅（↓）から、"Hôtel de Ville"駅へ向かいました。
　

"Hôtel de Ville"（=パリ市庁舎↓）前には何度も来ているのに、その建物の美しさに魅かれて毎回のように写真を撮ってしまいます・・・。
　　　

パリ市庁舎を正面に見て、広場の左側にはメリーゴーランドがありました（左写真）。その反対の右側には、ノートルダム大聖堂が少し見えます（右写真）。
　

"Hôtel de Ville"界隈へ行くことになったのは、パリ市庁舎で開催中の"PARIS en couleurs"展に、私がどうしても行ってみたかったこと、そして妹が服を買いに行きたがっていた"H&M"もこの界隈にあったからでした。約1時間後に、パリ市庁舎横にある"BHV"（デパート）の入口で待ち合わせて、別行動に・・・。私は、こちら（↓）の看板にある"PARIS en couleurs des Frères Lumière à Martin Parr"（カラーのパリ、ルミエール兄弟からマーティン・パーまで）展に行きました。

　　　
「映画の父」として有名なリュミエール兄弟による世界初の実用カラー写真「オートクローム」の発売から100年を記念した展覧会でした。20世紀初め～現代のパリを大きく3つの時代（1907-1930、1930-1960、1960-現在）に分け、パリの街並みをカラーで写した作品が約300点、紹介されていました。平日の午前中だというのに、終了まであと10日程だったからか、かなりの人出で混み合っていました・・・。

そして、当時のパリの街のフィルムの上映もあったり・・・と、ひと昔前のパリの街並みや当時の交通やファッションなどがわかるとても興味深いもので、見入ってしまいました。私の大好きな写真家"Robert Doisneau（ロベール・ドワノー）"の作品もありましたが、私はどちらかというと彼のモノクロームの作品の方が好きです・・・。今回の写真展は、タイトルどおりカラーの作品ばかりでしたが、現在のようにカラーの技術が進歩した時代とは違い、初期の時代には色数も少なく、どことなく古めかしさがあり、パリの昔の様子や雰囲気が上手く映し出されていて、よかったです・・・。それらの作品を通して、昔ながらのパリの街並みの美しさ、当時の人々のファッションセンスの良さが伝わって来ました。残念ながら、この展覧会は3月末で終了しましたが、見る価値は十分にありました。しかも、無料でした！

その後、妹と待ち合わせしていたBHVに行くと、なんとたまたまいろんなものがセール価格に・・・（30%OFF）。ここでは、特に買物する予定はなかったのに、思わぬセール価格に嬉しく、買物してしまいました！その後、このBHVの最上階のカフェテリアで遅めのランチをしました。

夕方には、メトロ１号線・１２号線を乗り継ぎ、"Madeleine"へ・・・。この界隈も何度も行ってますが、久々にマドレーヌ寺院の写真（↓ たぶん、後ろ側だと思います！）を撮ってみました。内部に入ったことはないのですが、外観は地味な建物ですが、柱が立派で威風堂々としています。
　　　

マドレーヌ界隈へ行ったのは、妹が"Hermès"（エルメス：左写真）で買物をしたい・・・と言うので。エルメスの後に、"Hervé Chapelier"（エルベ・シャプリエ）でも買物をし、その後"Hédiard"（エディアール：右写真）で日本へ持って帰る食材の買出しをしました。ここで、２人共荷物が多くなりすぎ、メトロ１４号線に乗り、一旦ホテルへ荷物を置きに帰りました。


再び、ホテルを出て、妹が"Ladurée"（ラデュレ）に行きたい・・・というリクエストで、メトロ１号線で"George Ⅴ"へ出て、今度はシャンゼリゼ通りへ・・・。こちらも見慣れてるはずなのに、なぜか妹と一緒になって写真を撮ってしまいました。凱旋門（↓）を見る度に、パリに居ることを実感できます・・・。
　　　

今回は素通りした"Louis Vuitton"（ルイ・ヴィトン↓）。ココは、いつも日本人でいっぱいですが、最近のユーロ高の影響でか、年々日本人の買い物客も減少傾向に・・・。私もそのひとりかな！？私がパリのルイ・ヴィトンで買い物するときは、よくサン・ジェルマン・デ・プレ店を利用していました。比較的空いていて、店員さんを捕まえやすく、ゆっくりと選べます。
　

ラデュレでカフェするのなら、その近くのレストランで食事しようということになったのですが、そうなると帰りが遅くなるので、"Findi"というイタリアンレストランのテイクアウトを利用することにしました。テイクアウトだというのに、パスタだけでも1人￥2,000以上もしました。これは、ホテルに持ち帰って食べることに・・・。Findiへ向かう途中、目を惹く建物がありました・・・。近づくと、工事中の目隠しの役目でした！騙されたぁ～！

　　　　　　　　　　　　　　　　　パリらしい、アート感覚！→

そして、夕食よりも先に、妹のリクエストどおり、ラデュレでカフェしました・・・。
　

食事時に行ったからか、２Fの豪華なサロンでなく、１F奥の薄暗いbarスペースに通されました。何のケーキだったか忘れましたが、左が私のケーキと紅茶。右は妹のケーキとカフェ。帰りにマカロンを１つずつ、翌日の移動中のおやつに買って帰りました。
　

パリ最後の夜だというのに、翌日の朝が早いので、シャンゼリゼ通りを名残惜しく後にし、メトロ1号線に乗ってホテルへ戻りました・・・。ホテルの部屋で、テイクアウトしたパスタを食べたのですが、冷めて固まっているしで美味しくなく、2人共、半分程しか食べられませんでした！やはりテイクアウトは大失敗でした・・・！（ｘ＿ｘ；）

パリ滞在、今回もやはり心残りが多くありました・・・。あと1日あれば・・・良かったな。・・・というより、パリはやっぱりいつものように、旅行の最後に寄るのがいいと実感しました。それは、この後の移動の為に、今回はパリでの買物をこれでもかなりセーブしたからでした。

さて、この翌日は、次なる目的地、ニースへ向かう大移動の旅です・・・♪ 旅は、まだまだ続きます・・・！