ローゼンボー離宮とフレデリクスボー城 [デンマーク]
(2007.7.15)
☆Rosenborg Slot (ローゼンボー離宮)
コペンハーゲン滞在3日目(観光は2日目)、この日も朝からいいお天気でした。この日は、日曜日なのでコペンハーゲン郊外へ行く予定でしたが、前日に行けなかったローゼンボー離宮をまず訪れることにしました。エストー(デンマーク国鉄が運行するコペンハーゲンと近郊都市を結ぶ近郊列車)でノアポート(Nørreport)駅下車、徒歩2~3分程でローゼンボー離宮が真正面に見えるところまで来ました。
ところが、中へ入ろうとすると、ローゼンボー離宮の入口は回るように・・・と衛兵に止められました。(後でわかったことですが、こちらの門は公園の門で11時~開門と遅かったのでした!)
結局、塀沿いにさらに3~4分歩いて、別の門に回りました。
ローゼンボー離宮入口、西側より→
ここで、ローゼンボー離宮について少し・・・。
~1606年、クリスチャン4世により夏の離宮として建てられたオランダ・ルネッサンス様式の建物。現在は、フレデリクス2世の時代から19世紀までのデンマーク文化の芸術品やデンマーク王室の財宝が展示され、博物館として公共に開放されています。コペンハーゲン市内にあり、公共交通機関で簡単にアクセスできる立地のよさから、年間250万人の旅行者が訪れているそうです。~
入口を入り、ローゼンボー離宮の内部見学をしました。中でも、黄金で宝石がちりばめられた豪華な王冠は見ごたえがあります。旅行前に、放送された「スマ・ステーション」で、香取慎吾ちゃんと草薙剛君がここを訪れていて、「スゲェ~!」と連発していたのを覚えていて、今回は絶対に訪れて見学したいところの一つでした。写真が撮れなかったのが残念ですが、とても王室らしくゴージャスなものでした。内部の様子は、こちら(ローゼンボー離宮の英語サイトです。)
その後、外からローゼンボー離宮を眺めました。どこから見ても、美しい建物です。
↓南東側より・・・ ↓北東側より・・・
公園には、自転車で来てビキニ姿で日光浴を楽しむコペンハーゲン娘達が・・・。気持ち良さそう!
ローゼンボー離宮を後にして、コペンハーゲン郊外のフレデリクスボー城へ向かいました。
(その後、秋のローゼンボー離宮の様子は、コペン在住のdogwoodさんのブログ「りんごのコペン日記」で先日アップされていました。秋のローゼンボー離宮も素敵ですよ~。ぜひご覧ください!)
☆Frederiksborg Slot (フレデリクスボー城)
ノアポート(Nørreport)駅からエストーA線orE線に乗って、約30分で終点ヒレロズ(Hillerød)駅下車、その後街を10分ほど歩くと、右手に湖があり、そのバックに美しいフレデリクスボー城が見えました(ここで、写真を撮っておくべきでした・・・!湖を挟んだ対岸がベストショットポイントです!)。ちょうど、湖に小さい遊覧船が泊まっていたので、急いで遊覧船に向かうと私達を待ってくれて、無事乗船することが出来ました!(ここでもコペンハーゲンカードを見せると、乗船料はタダでした!) 遊覧船からフレデリクスボー城が綺麗に見えましたが、揺れているので写真を撮るのが難しく、やっと撮れた時には、フレデリクスボー城近くの横手からになり、すぐに到着してしまいました!(乗船時間:約10分)
←乗船した遊覧船
フレデリクスボー城に向かって歩き出すと、素晴らしい建物や塔が間近に迫ってきました!
フレデリクスボー城、正面入口前広場(↓)
ここで、フレデリクスボー城について少し・・・。
~コペンハーゲンの北西、ヒレロズという街にある城で、16世紀の中頃、クリスチャン4世の父フレデリック2世は、地方貴族の女性からこの城を入手し、1560年から60年の歳月をかけて、クリスチャン4世により、ルネッサンス様式を取り入れ住居として造り直されました。その後、1859年に大火に遭い、大部分は消失しました。その頃の王室は経済力を失っていた為、代わって再建を援助したのがビール王とよばれたカールスベア社の社長、J・C・ヤコブセンでした。彼の要求どおり、1878年に国立歴史博物館(Det Nationalhistoriske Museum)となり、デンマークの長い歴史を物語る貴重な装飾品、絵画、宝物などが展示されています。~
さて、内部見学の様子です。(ここでも、コペンハーゲン・カードが使え、無料でした!)
↓壁や天井が煌びやかな礼拝堂↓
↓礼拝堂の天井の飾り付け ↓天井の装飾
↓窓には鮮やかなステンドグラス・・・ ↓窓際壁に飾られているプレート(?)
↓絢爛豪華な大広間・・・。
大広間の天井には可愛い素敵な絵画がたくさん! 何かストーリー性がありそう・・・!?。
大広間の奥、角の天井画。何となくハート型になってる気がします・・・。
フレデリクスボー城内から見た庭園の様子。
内部見学は広く、かなり歩きましたが、目を見張るものばかりで楽しめました。見学を終えて、ここでハプニングが・・・!私のデジカメのケースがないことに気付きました。受付で、落し物で届いてないか尋ねると、届いてないとのこと。そして、近くに居たトランシーバーを持っているガードマンにも尋ね、各階の監視員に連絡をとってくれ、少しすると見つかった・・・と連絡があり、喜んで待つこと10分程。でも、届く様子がないので、もう一度ガードマンに尋ね、トランシーバーでやりとりすると、今度は見つかってない・・・とのこと。え~、どういうこと・・・!???見つかって、5分程したら届くから待ってるように言われたのに!結局、ケースは諦めようかとも思いましたが、この後の旅がまだ長いので、デジカメに傷がつくのが嫌で諦めきれず・・・。結局、自分で探すことにしました!友達には、下の出口で待っててもらい、あちこち行ってきたところを見て周り、必死で探すこと10~15分、最後に、一番最初に訪れた礼拝堂まで戻ってきて、ここになければもう諦めようと思っていたその時、グループの見学者達がたくさん居たのですが、その合間にちらっと見覚えのあるケースが見えました!最後の最後に、運良く見つかりました!よかった~!この騒動で、友達を長く待たせてしまい、そして次の目的地に向かう電車は1本乗り遅れてしまいました・・・。礼拝堂のあまりの美しさにみとれ、ケースを置いたのも忘れてたのかな~!?結局は、私の不注意です・・・、深く反省。。。
帰りは、遊覧船が泊っていなかったので、駅まで歩きました・・・。(所要:15~20分)
ヒレロズ駅からエストーに乗り、途中乗り換え、ルイジアナ美術館へ向かいました。続きは次回に・・・。
☆ローゼンボー離宮のサイトは、こちら (英語)
☆フレデリクスボー城のサイトは、こちら(英語)