SSブログ

プラハ~旧市庁舎と天文時計~ [世界遺産]

 <2007.11.22> 

旧市庁舎Staroměstská radnice)と天文時計(Orloj<世界遺産

前回の旧市街広場のところでも、ちらっと紹介しました旧市庁舎、広場を挟んでティーン教会と向かい合うように立つ、ゴシック様式の時計塔のある建物です。 現在の姿は第二次世界大戦で被害を受け、修復されたものですが、もともと旧市庁舎は14世紀中頃から数世紀かかって貴族の館を市が買い取ったり、増改築されて出来たものでした。時計塔の西側に5つの美しい建物が並び、全体として旧市庁舎になっています。旧市街広場と共に、この旧市庁舎も、プラハ歴史地区の世界遺産の建築物として登録されています。

旧市庁舎(東側)↓・・・前回掲載の写真をもう一度  旧市庁舎(北側)↓・・・聖ミクラーシュ教会前より

                

旧市庁舎(南側)のピンクの建物です。豪華な窓枠ですが、その上部に、旧市街の紋章と「プラハ、王国の首都」と書かれた装飾が施されているそうです。

          → 

旧市庁舎(西側)の美しいスグラフィット装飾*の建物です。

            →   

スグラフィット装飾*:16世紀半ば、ボヘミア全土に広がった「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」といわれる壁絵の装飾技術。もとはイタリアからもたらされたもの。レンガの壁に木炭などの黒い漆喰を塗り、その上に石灰の白い塗料を塗り、その上から下絵を針金で突いて写しとり、下絵にそって白い塗料を掻き削ると、下から黒い漆喰があらわれ、白黒の絵が出来上がる。遠くからは、凹凸のある石壁のように見えるが、実際には凹凸のない壁画。

旧市庁舎、メインの時計塔です。

         時計塔の上部↓                   時計塔の下部↓・・・旧市庁舎の天文時計

                

それでは、<世界遺産でもある、天文時計をもっと詳しく見てみましょう!

縦に大きなふたつの円が並んでいます。上(写真:左下)は地球を中心に太陽が回る天動説に基づいて作られ、年月日と時間を示しながら1年かけて1周するプラネタリウムです。下(写真:右下)は黄道12宮と農村における四季の作業を描いた暦で、1日にひと目盛り動くカレンダリウムです。

  天文時計の上部(プラネタリウム)↓        天文時計の下部(カレンダリウム)↓

             

この天文時計は、毎日9:00~21:00の毎正時になると、仕掛け*が動き出します。この仕掛けをひと目見ようと、毎正時近くになると、たくさんの観光客が集まって来ます。私もこの仕掛けをどうしても見てみたくって、次の仕掛けが動き出す迄約30分あったので、この界隈を散策しながら時間を潰して戻って来て見ました。

仕掛け*とは・・・、①骸骨が縄を引いて小さな鐘を鳴らし、左手の砂時計を逆さにする ②上の2つの窓が開き12人のキリストの使徒が登場 ③12人がひと回りすると鶏が鳴いて鐘が鳴って終わり・・・。①~③の所要時間、わずか40秒! 

下の写真は、仕掛けが動いてる間に撮った貴重な1枚です(40秒の間にたった1枚しか撮れずでした)。左上の写真では2つの窓が閉まっていたところが、下の写真では窓が開いて12使徒のうちの2使徒が見えます

                            

仕掛けはあっという間に終わり、期待した程ではありませんでした・・・(実は、見逃したところが多かった...!)。でも、人形が動いたりするところは、チェコらしい素朴感がありました。

その後、旧市庁舎の塔に上ってみました。(エレベーターを乗り継いで・・・、楽でした~!

塔からのプラハ市街の眺めです。(あいにくの空でした・・・。

天文時計の広場側↓                 旧市庁舎のスグラフィット装飾の建物↓

         

この先の目的地であるプラハ城がはるか向こうに・・・ ⇒ Zoomにすると・・・

 

 聖ミクラーシュ教会↓            旧市街広場↓(工事中のヤン・フス像とゴルツ・キンスキー宮殿)

             

 ↓ティーン教会と火薬塔(右端の小さい黒い塔)     ↓ティーン教会の尖塔

       

       ↓ティーン教会の尖塔・上部     ⇒   さらに、上部をZoomにすると・・・

         →      

実は・・・、私はこのティーン教会の尖塔の先についているゴールドの星(・・・みたいな)にとても魅かれ、この尖塔を見にプラハへ行きたくなったのでした~。なので、実際に間近に見れた時は感動ものでした!本当は、夕暮れ時に旧市庁舎の塔から眺めると、星空のように輝いてもっと綺麗に見えたと思います・・・。

ティーン教会の尖塔の写真を初めて見たのが、こちら ⇒ 

この雑誌(昨年9月末に発売された旅雑誌「Bravi/プラハ迷宮散歩」)の発売の吊り広告を、ある日の朝、通勤途中の地下鉄でひと目見てしまったのがきっかけです。まるで夜空に輝く星のような飾りがついた尖塔がメルヘンチックで、私の目が広告に釘付けになりました。最初は、どこかのお城かな・・・と思っていましたが、あとでティーン教会とわかりました。早速「Bravi」を買って、あれこれ見ているうちに、だんだんプラハ行きの夢が膨らんできて...。この雑誌発売の2ヵ月後には、実際にプラハまで行ってしまいました~

「Bravi」の素敵な表紙のようにはいい写真が撮れませんでしたが、この雑誌をきっかけにプラハに行くことができ、ティーン教会以外にも魅力あるところがたくさんあり、とても満足できるプラハ旅行となりました。あの日地下鉄でこの「Bravi」の吊り広告にもし気付かなかったら・・・、私はまだプラハへは行ってなかったかもしれませんね~。

さて、プラハの旅の様子は、まだまだ続きます・・・!

ここで、ご紹介です...。いつも私が愛読している旅ブログのひとつ、自由人さんのブログ「Lets Go! 海外!!」にも、現在プラハ旅行記が連載されています。プラハに限らず、今まで自由人さんが訪れたマルタ、グリーンランド、スロヴェニアetc...、旅の様子が詳しく紹介されていて、旅の面白いお話もあったり・・・と、存分に楽しめますので、ぜひ訪問してみてください!Mimosaのお薦めです...♪                                                  →「Lets Go! 海外!!」 by 自由人さん(プラハ編、最初の記事にリンクしています!)

~自由人さんへ~

私のブログ~Café Mimosa~を紹介していただきましてありがとうございました!


★旧市庁舎


nice!(22)  コメント(19)  トラックバック(1) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。