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プラハ~カレル橋~ [世界遺産]

<2007.11.22>

カレル橋Karlův most<世界遺産 

カレル橋を早く渡りたい気持ちを抑えて、その前に、橋のたもとの建物などを見てみることに・・・。

まずは、カレル橋を背に、旧市街側正面にある、クレメンティヌム*の聖サルヴァートル教会(Kostel sv.Salvátora:1601年建築、プラハで最初のイエズス教会)のファサードです。

            

*クレメンティヌムとは・・・、1556年にイエズス会の修道院として創建され、ハプスブルク家の手厚い保護により、2ヘクタールの敷地に3つの教会、礼拝堂、図書館に黄道、天文台、出版局などが次々と建設され、プラハではプラハ城につぐ巨大な複合建築となった。現在は、図書館として利用されており、550万冊の蔵書を誇っている。

カレル橋を正面にして右側にある、聖フランティスク教会(Kostel sv. František:左写真)と、その横にあるカレル4世像(右写真)。

                    

そして、カレル橋のすぐ手前には、旧市街側の橋塔です。塔の中程、左からカレル4世、聖ヴィート、ヴァーツラフ4世の像があります。この橋塔は、1400年にペトル・パレーシュによって建設された美しいゴシック建築の門塔です。当時は、通行料を徴収したり橋を守る為に建てられたもので、現在では一般に開放され、塔の上からカレル橋を眺めることができます。私は橋塔には登らなかったのですが、nackさんのブログで橋塔からの眺めを見ることが出来ますので、ぜひ訪れてみてください。→雪景色で綺麗ですよ~♪

                 

この橋塔をくぐってみると・・・、アーチ部分の内側天井は、国章や紋章(?)など描かれていました。

              

いよいよ、ここからカレル橋を渡ります・・・!

その前に、カレル橋について・・・。ヴルタヴァ川にかかるプラハ最古の美しい石橋です。現存する橋は、1357年、カレル4世の命により、聖ヴィート大聖堂を建てたペトル・パルレージュの指揮のもとに建設が開始され、1402年のヴァーツラフ4世の時代に完成しました。ゴシック様式の橋です。全長520m、幅約10m。両側の欄干に各15体ずつ計30体の聖人像が並んでいるのは、17世紀から19世紀にかけて作られたもので、その多くはバロック様式のものが多いようです。これら30体の聖人像は、聖書から題材を取ったり、歴史的な聖人や英雄をモデルにしています。そして、この橋は、火薬塔からプラハ城へと続く"王の道"の一部でもあり、またプラハ歴史地区の世界遺産の登録建築物でもあります。

残念ながら、カレル橋上から橋全体の写真を撮ってなかったようです。自由人さんのブログで橋全体の様子を見ることが出来ますので、ぜひ訪れてみてください。→青空がバックで綺麗ですよ~♪ 聖人像は、歩きながらひと通り30体全部撮ってみたのですが、最後の方3~4体は、工事中で足場が作られていて見づらいものもありました。ここで、聖人像の幾つかを紹介しましょう・・・。

ブロンズの十字架像: ここには、14世紀から木製の十字架が建っていたところでした。現在の像は聖人像の中でも最古です(1629年作)。その後、この両側に聖母と聖ヨハネの石像が建てられました(1861年作)。 

                 

聖フランシスコ・ザヴィエル像: 日本でも馴染みの深い"フランシスコ・ザヴィエル"で、彼の布教した東洋の人々が聖人を支えています(1771年作のコピー、1913年作)。

                

聖ヤン・ネポムツキー像: このカレル橋上で最も有名で人気のある、プラハ殉教者、"聖ヤン・ネポムツキー"のブロンズ像です(1683年作)。

                

この"聖ヤン・ネポムツキー像"の下にある銅板に手を触れると幸運が訪れる・・・と言われているらしい。

                

ほら、絶え間なく手で触れられているところは、こんなにピカピカ・・・!(ブリュッセルのグラン・プラス横「星の館」にある、"セルクラース像"もみんなに触られてピカピカでした!)

                    

もちろん、私もせっかく来たので順番を待ってでも、触れておきました。幸運・・・!?まだ訪れてないようです!

聖人像30体全部は紹介し切れないので、その他の聖人像で幾つかピックアップしてみました。

      

1.聖イヴォ像 2.聖母と聖ドミニクス、トマス・アクィナス像 3.聖バルバラ、聖マルガリータ、聖エリーザベト像 4.聖ヴィート=ヴィトゥス像 5.聖母と聖ベルナルドス像  6.聖ウィンケンティウス・フェレリウスとプロコプ像 (列記してみましたが、私はどの聖人も知りませんでした・・・。)

カレル橋からの眺め(下の写真のNo.1~4は、橋の南側、東~南~西の順)です。

      

前回のブログでも触れていた"スメタナ博物館"。橋の上からの眺めに写ってました(のNo.1の写真をトリミングしたものです)。上部の壁は、美しいスグラフィット装飾です。

                   

今度は、カレル橋上からのプラハ城の眺め(橋の北側、西方向)。左側には"聖ヤン・ネポムツキー像"です。

   

プラハ城をズームにすると・・・。        

      

橋の上では、ストリートパフォーマーや音楽隊などが・・・。この赤いジャケットに蝶ネクタイ、麦藁帽のおじさん、ガイドブックにも載っていましたが、カレル橋の名物パフォーマーだそうな・・・。

               

お土産ものも売っていたり・・・。プラハの天使?素朴で可愛い~♪お店は無人のようでした...!

       

カレル橋の聖人像の後ろ(写真中央下方)に、剣を持って立つ騎士の像は、プラハを守る伝説の騎士"ブルンツヴィーク"です。 

     

カレル橋から見下ろす、ヴルタヴァ川の中洲"カンパ"の様子。美しい景観でした・・・。

      

カレル橋から眺めた"チェルトフカ"水路。水路の奥の黒いのが、水車です。"チェルトフカ"とは、「小悪魔」という意味で、ヴルタヴァ川が氾濫すると、水車小屋に住むこの「小悪魔」の仕業だ、と言われていたそう・・・。

      

カレル橋を渡り終えて、マラー・ストラナ側の橋塔です。

                  

カレル橋を渡り、マラー・ストラナ地区までやってきたところです。この日の最終目的地、"プラハ城"まであともう少し・・・。日が暮れかかってきたので、先を急がなきゃ・・・!! 


★カレル橋


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