ハマメット② [チュニジア]
ハマメットの続きです...。
地中海を眺めながらミント・ティーを飲んで、一息入れてからカスバを訪れました。
"カスバ(Kasba)"は、隣接するメディナを守るために造られた要塞。荒れ果てていたところ、1977年~79年にかけて大規模な修復が行われ、現在の姿になったそう。
窓口で入館料と撮影料を支払って、カスバ内へ。私たちのような見学者らしき人は少ないものの、何だか"異様な光景"でした...。見学者とは明らかに違った人々がたくさん居ました。詳しくは後ほど・・・。
先に、カスバの上階へ行って、カスバからハマメットの街並みや地中海の眺めを楽しむことにしました。
隣接のメディナ(旧市街)の様子↓。上から見ると、やはり白い家々が多く目につきました。カスバを訪れる前に、メディナをぐるっと回ったところ、チュニスやスースのメディナよりはこじんまりとしていました。そして、ここでも片言の日本語(「コンニチワ~」程度...)で話しかけられたりもしました。
上からメディナの商店の様子を見下ろすと・・・↓。
浜辺の様子(左)と、ミント・ティーを飲んだカフェ(右)。
チュニジアらしい(!?)素朴な海辺の景色・・・↓
西日に照らされた地中海の眺め↓にも、しばしうっとり...。
さて、カスバに入って"異様な光景"という正体はこれら(↓)でわかるかしら・・・?
これら(↓)もそれに使われる一部なのか、元々カスバに置かれているものなのか...!?
"異様な光景"というのは、こんな感じ・・・↓。
ちょうど、映画の撮影中でした。それも役者さん達の衣装の様子から歴史映画っぽい感じ!?
カスバの上階を歩いていると所々で、待機中の役者さん達が衣装を着たままごろっと寝転んで居て、私達が近付くと、気づいて目を覚まし、笑顔で微笑んでくれたりも...。有名なのか無名なのかわからない役者さん達でしたが、イケメン揃いでした・・・。
カスバの上階から眺める地中海(ハマメット湾)、いよいよ本当に見納めとなりました。
夕日が地中海に沈む様子はこれ↓以上に美しいだろうな~と思うと、その頃まで残って居たくなりましたが、チュニスへ戻る電車の時間があるので、名残惜しく去ることに・・・。
下へ降りてカスバを出る前に、撮影シーンをじっと見ていると、映画の関係者らしき人が話しかけて来て、「迷惑かけてごめんね~」みたいなことを言われました(きっと、映画の撮影のために、カスバ内が自由に行き来できなかったからだと思います)。何の映画か知りたかったので、その方に「チュニジアの映画ですか?」「映画のタイトルは?」と聞くと、ちゃんと教えてくれました。タイトルはせっかく教えていただいたのに残念ながら忘れてしまいましたが、イタリア映画とのことでした。「公開されたら見ますね~」と言うと喜んでくれました。でも、日本で公開されるのかどうかわかりませんが・・・。この撮影が昨年の11月下旬だったから、もう本国(イタリア)では公開されているのかな~と思います。どなたか、この映画のタイトル、ご存知だったらぜひ教えてください!(最近、映画館へ映画をちょくちょく見に行ってますが、まだこの映画らしき予告編は見ていません。やはり日本での公開はないのかなぁ~。)
カスバを出ると、ちょうどタクシーが1台停まっていたので、そのタクシーで駅へ向かいました。
ハマメットの可愛らしい駅舎・・・↓。
駅で待っている私達の長~い影(左)。線路沿いを歩く地元の人!?(右)
ハマメットから乗車したローカル電車。
途中のビル・ブ・レクバで乗換え、チュニスへ向かう特急の車窓より...。
チュニジアの最終日にふさわしく、美しい夕焼けでした。
次回のチュニジア旅行記は、首都"チュニス"について...、いよいよ最終回の予定です。