ドルマバフチェ宮殿とタクシム広場~イスタンブール① [Istanbul]
イスタンブールへ到着したのが深夜だった為、翌朝は少し遅めに起床、このホテルでの一番の楽しみである朝食をとりに行きました。私達の部屋は4階で、朝食は最上階(6階)へ。
友人がこのホテルを選んだ理由が、ホテルのテラスで朝食を食べながら、イスタンブールの景色を満喫できる・・・ということで、私もとても楽しみにしていました。
あいにくテラス席は埋まっていたので中で食べました。食後、テラス席が空いたので写真を撮ってみました。
左側に、アヤソフィア↓ 右側に、スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)↓
ホテルのテラスからのパノラマ(120°)はこんな感じ・・・
晴れていたら、すごくいい眺めだろうなぁ...。ちょっと残念でした。あと4日チャンスがあるので、そのうちいいお天気の日にテラス席で朝食をとれることを願って・・・。(実は、2日目以降ずっとその機会に恵まれました。また後日に紹介予定・・・)
出かける前から小雨が降り出したので、この日は屋内で時間が潰せるドルマバフチェ宮殿へ行くことにしました。
ドルマバフチェ宮殿へはトラムヴァイ(T1)を使い、ホテルの最寄り駅である"スルタンアフメット"から終点駅の"カバタシュ"へ・・・(所要約15分)。そこからは徒歩で向かいます。
トラムヴァイを降りるとすぐ近くに海が見え、海沿いに行ってみました。この頃は雨もかなり降っていて、船の向こうに見えるはずのボスポラス大橋も霞んで見えないくらい・・・↓。左側の建物がドルマバフチェ宮殿です。
手前にこじんまりと佇む美しいモスクがありました・・・↓。
そのモスク(↑)に寄ってみました。このモスクの名称は、"ドルマバフチェ・ジャーミィ"。トルコで、"ジャーミィ"とはイスラム教寺院(=モスク)のことをいうようです。
イスラム教のモスクはどこでも、女性は頭にスカーフを巻かないと入れません。スカーフはモスクでも貸してもらえるのですが、いろんな人に使い回されるので気持ち悪いし臭かったりします。なので、今回の旅行ではそれ用にスカーフを持って行ってたのに、この日はあいにくホテルの部屋に忘れて来てしまい、仕方なく借りることに・・・。やはり、臭くて気持ち悪かったぁ~。
モスクの内部(↓)は狭いながらも窓がたくさんあるので明るく、中央には豪華なシャンデリアがありました。
モスクを後に、もう少し歩くと、ドルマバフチェ宮殿の入口に到着。まず、手荷物のセキュリティ・チェックを通ります。チケット売り場に続く、長い列が出来ていました。雨の中、並ぶこと約30分。
チケットを購入すると、左↓写真の門の横を通り、さらに右↓写真のアーチをくぐると・・・
美しい庭園と、その向こうにあるのがドルマバフチェ宮殿↓
現在のドルマバフチェ宮殿は、19世紀中頃に建造されたヨーロッパ・バロック様式の絢爛豪華な建物。トプカプ宮殿から王宮を移し、ここでは6人のスルタンとその家族が暮らしていたそう。
宮殿の入口前でもさらに15分くらい並び、いよいよ宮殿内部へ・・・。準備された靴のカバー(ゴムがついたビニール)をかぶせ入りました(雨で靴底が濡れたり汚れているので、宮殿内の絨毯を汚さないようにするためでした...)。約20人くらい1グループとなって、英語を話すガイドさんについて回りました。宮殿内は、残念ながら写真撮影禁止でした。
宮殿内部は、43のホールと285の部屋と6つのハレムがあります。そして、男のみ入れる"セラムルク"と、男子禁制の"ハレム"と見学も別々になっています。まずは、セラムルクの見学から・・・。ここには大きなホールがいくつかあり、見学最後に訪れたホールにはバカラ製で重さ4.5tのシャンデリアが吊られていたり、他にも豪華な調度品や名画がたくさんあり目を惹きつけられました。セラムルクの見学が終わり、別の入口からハレムの見学も・・・。ここでもガイドさんが説明してくれながら見て回りました。セラムルクを見学した後では、ちょっと質素な感じがしました。
見学後、裏庭の様子↓。まだ雨が降っていました・・・。
遅めのランチを食べに、イスタンブールの繁華街でもあるタクシム広場へ向かいました。
カバタシュ駅まで徒歩で戻り、そこからフニキュレル(地下ケーブルカー:左↓)でタクシム駅へ(所要1分)。
タクシム広場(↓) 中央に立つのは、トルコ革命の勝利を記念する、「共和国記念碑」
タクシム広場は新市街の中心地の高台にあり、そこから南へ下る通りがイスティクラール通りといい、イスタンブール随一の繁華街です。約1.5km続くイスティクラール通りは、レトロな路面電車が走っていて歩行者天国になっています。
既に午後3時過ぎ、ランチの時間を逃してしまい、イスティクラール通り沿いにあったスイーツ専門店『サライ・ムハレビジシ』に魅かれたので、ちょうどティータイムとして入りました。
メニューを見てもどんなスイーツかよくわからず、ガイドブック『地球の歩き方』に載っているスイーツと照らし合わせながら注文しました。下記の2種類のスイーツを友人と2人で半分ずつ味わいました。
ギュルラッチ↓ カザンディビ↓
"ギュルラッチ"は、牛乳とバラ水で作られたスイーツ。ラマダンの風物詩だそう。"カザンディビ"は、もちもちとした食感の牛乳の焼き菓子。飲物には、チャイ(=紅茶)を・・・。
"ギュルラッチ"は、微妙な味でした。食べれなくはなかったけれど・・・。私はバラ好きなので、バラ水の香りと味を期待していたのですが、全くバラの香りも味もしませんでした・・・。ただの甘い牛乳で出来たお粥みたいな感じかな。
"カザンディビ"は、お餅みたいに伸びてミルク風味で私は好きでした。ちょうど、先日(前々回)のTBS「日立 世界ふしぎ発見!」のトルコ特集で、この"カザンディビ"についてのクイズが出題されていました。スイーツの中に繊維質の物が入ってるが、これが何かという三択の問題でした。鶏肉、ホタテ、あと1つ何だったか忘れましたが・・・。答えは・・・、鶏肉でした。もちろん、私は正解を知っていました。
でも、それを食べている時は全く知らず鶏肉の味も全くしなかったのですが、食べ終わった後に、友人が持っていたガイドブックに載っていて教えてくれました。こんなスイーツに鶏肉の繊維質が入ってるなんて・・・、意外で驚きでした!
このスイーツ専門店のガラス越しに・・・↓。甘~いスイーツがたくさん並んでいて美味しそう...。
少し休憩して、スイーツでお腹も満たされました。
日曜の夕方5時頃、雨も止んだので、タクシム広場を離れ、ボスポラス大橋のたもとで海沿いにある小さな街"オルタキョイ"へ行ってみることに...。
ちなみに、イスタンブールはココ・・・↓空の旅♪ ~往路編~ [旅行]
前回の記事では、私が旅した街、ほとんどの方が当たっていたのでびっくりしました~。
やはり、旅好きな方はよくご存じですね!!
正解は...、トルコのイスタンブール(Istanbul) 、フランスのストラスブール(Strasbourg)でした。
今頃気付いたのですが、カタカナで表記すると、どちらも最後が"~ブール"繋がりでした・・・(偶然にも...!)。
前回の記事に、訪問先を追記しておきました。 ⇒こちら(前回の記事)
さて、今回は空の旅・往路編として、関空発⇒パリ・CDG(シャルル・ド・ゴール空港)経由⇒イスタンブール着までをまとめてみました。
今回の旅では、ストラスブール⇒パリ・オルリー間のフランス国内線1フライト以外は、全てアワード航空券(=マイレージ利用の無料航空券)で、ちょっと贅沢ながらもビジネスクラスにしました。
9月4日(土)の朝、自宅から電車を乗り継いで、ちょうど1時間で関空に到着。
前日に、関空⇒パリ⇒イスタンブールをインターネット・チェックインし、搭乗券は自宅で印刷していたので、カウンターでは荷物を預けるだけでスムーズでした。そして、出発ゲートへ。
とりあえず、関空にて1枚。。。
ついでに、フライト案内も・・・。私が搭乗したのは、11:25発パリ行のAF291(エールフランス)便。
セキュリティチェック、出国審査もそれ程並ぶことなくスムーズでした。免税店でちょこっと買物して、航空会社のラウンジ「KIX AIR SIDE LOUNGE」へ・・・。ラウンジでは飲み物と軽食を控え目にしたつもりなのに・・・。白ワイン、茶そば、サラダ、フルーツゼリー・・・と、不思議な組み合わせになってしまいました(左↓)。そして、右下の写真はパリまでの搭乗機です。
シートは"5L"。ビジネスクラスの前方部分(2-3-2の配列で3列だけのスペース)の最後列窓際席にしました。昨年の復路便がこのシートで落ち着く席で気に入ってたので・・・。でも、今回は隣が空席でなかったので、逆に窮屈感がありました(通路側の席にすればよかった...)。
ここから、機内食です・・・。
離陸前のウェルカムドリンクに、シャンパーニュを・・・。そして、離陸後のアペリティフに、赤ワインとおつまみ2種とアミューズ・ブッシュ(海老とトマト)を・・・。(写真なし)
1回目の食事の前菜(左↓)。メイン料理(右↓)
<赤ワイン> HAUT-MÉDOC CHÂTEAU DE VILLAMBIS 2006 CRU BOURGEOIS
<前菜> ドライビーフ、トマト、モッツァレラチーズ、蟹サラダとアンディーブ、スモークツナとバジルソース +パンとバター
<メイン> 牛フィレ肉のソテー、ワイルドマッシュルームソース、ポテトグラタン、イタリア風グリーンピース、ニンジン、マッシュルームのソテー +チーズ2種、味噌汁
デザート(左↓)。 着陸約1時間前に...、2回目の食事(右↓)。
<デザート> ラズベリーシャーベット と コーヒー(VALRHONAのショコラと...)
<2回目の食事> 海老とフレッシュサラダ、ベーコンとパルネザンチーズソースのペンネ(ブロッコリーとナス)、フルーツサラダ
アペリティフで飲んだ赤ワインが私好みの味で気に入り、食事の時にも同じものを少し足してもらいました。前菜は私の苦手な物が多く、メインでは赤ワインに合うお肉をチョイスしたのにイマイチで、かなり残してしまいました。デザートのラズベリーシャーベットは、軽い食感で美味しかったです。到着前の食事はパスタをチョイス、パスタも野菜も乾燥気味でこちらも半分近く残してしまいました。
約12時間の機内では、映画『SATC2』など3本程見ながら、2~3時間程うとうと寝てしまっていたような...。
パリ到着は定刻(17時)より2、30分早まり、成田からJAL便に乗って来る友人よりも早く到着してしまいました。待ち合わせしていた、イスタンブール行のフライトの搭乗ゲートのあるターミナル2Fへ到着した2Eから移動が必要でした。乗継の待ち時間は約2時間あり、充分な時間がありました。
ターミナル移動の際、先程のフライトで隣席の方とそのお連れの方と同じバスになり、どちらまで行かれるのかお伺いしてみると、なんと偶然にも同じイスタンブールまで仕事で・・・とのことでした。次も同フライトで、ターミナル2Fのラウンジで友人が到着するまでご一緒させていただきました。それから、友人とも無事に会えました。
昨年まで、日本線でずっと使っていて私のお気に入りだったターミナル2F(↓)。今は新しい2Eに移動になった為、ここを利用する機会が減りそうです。今回、イスタンブール行がこのターミナルからでした。写真の右下にちょこっと写っているのは、マカロンを売っている「ラデュレ」のお店です・・・。
パリ・CDGからイスタンブールへ出発です。
私は窓側の席(3A)でした。パリからのヨーロッパ線は、ビジネスクラスといっても基本のシートはエコノミーと同じで、3-3の配列のそれぞれ中央の席に台みたいなのが置かれ、2-2の配列にしているだけです。私の隣の通路側の席は誰も居なくて広々使えました。友人とはフライト中離れ離れに・・・。
離陸後しばらくして、機長のアナウンスがあり、ストラスブール(フランス)、○○○○○(ドイツのどこかの街)、チューリッヒ(スイス)、ザグレブ(クロアチア)、ソフィア(ブルガリア)上空を通過し、目的地のイスタンブールへ向かうとのことでした。
パリからのフライト時間は、3時間20分...。関空⇒パリ間のフライト時間12時間を合わせると、今まで旅した中で、一番遠いところとなりました。でも、乗継で一旦降りてるので、全然苦痛ではなかったです・・・。
ただ、パリからのフライトは、ビジネスクラスでさえも機内プログラムがないので退屈でした・・・。せめて、ジオビジョンだけでもあれば、どの辺りを飛んでいるかわかるのだけど・・・。
最初のうちは窓から外を眺めていました。夕暮れ時で美しかったのですが、雲が多くて下の街までは見えませんでした。そのうち夜になってしまい・・・。
しばらくして、夕食に・・・。
メニューが配られると、ワインはその前の関空-パリ線と全く同じものだったので、違っていたシャンパーニュをいただきました。
食事は選択出来ず、1種類のみでした。やはり、チュニジア線と同様、トルコもイスラム教国なので、「豚肉は使用してません」のメッセージカードが添えられていました。
チキンは美味しかったのですが全部は食べきれず、苦手なブルーチーズと残してしまいました(左↓)。
食後にお菓子が配られ、説明してもらった後に1つ選ぶと、「いくつでも・・・」と言われ、大好物のショコラを2ついただきました。(右↓)
<シャンパーニュ> JACQUART BRUT MOSAÏQUE<サラダ> トマトとモッツァレラのバジルソース添え
<メイン> コリアンダーとスパイスソースのダック、トマト味のペンネ
<デザート> ベリーのフロマージュ・ブラン
食後、うとうと居眠っていると、気付けばイスタンブール上空付近で、夜景がとっても綺麗でした。
ほぼ定刻どおりに到着し、現地時間でPM11:30・・・。(日本との時差:-6時間<サマータイム>、パリとの時差:+1時間)
その後、入国審査、両替(日本円⇒トルコリラ)、荷物のピックアップ・・・と、スムーズに進み、パリの空港でご一緒していただいたお二人に挨拶してお別れしました。
友人が予約してくれたホテルからお迎えが来てくれてるのか心配だったけれど、出口を出ると友人が自分の名前の書かれた紙をすぐに見つけ、その運転手さんの車で無事ホテルまで辿り着けました(空港から約20分...)。
チェックインし、部屋へ・・・。(現地時間 AM0:30頃、日本時間 AM6:30頃)
この日はいつもの1日以上に長い時間を過ごしてるのと長旅の為、さすがに眠気が・・・。シャワーを浴びすぐに就寝・・・。ぐっすり眠れました。
翌日は、いよいよイスタンブールの街へ・・・。
次回へ続きます...